a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

ワルツ

2021-02-10 13:14:57 | 稽古場ブログ
4回目の担当、浅井純彦です。



この作品の舞台、ウィーン。 
ウィーンというとまず思い浮かぶのは、ウィンナコーヒーとウィンナワルツ!
ということで、今回はウィンナワルツの事を少々。

辞書で調べると
・18世紀末にオーストリア・南ドイツで生まれ、19世紀から20世紀初めまで社交ダンスのうち最も人気があった。
・ドイツ語のWalzen(旋回する)が語源とされ、抱き合った男女の一対が足を滑らせるようなステップで旋回し、フロアを円形に反時計回りに回るのが特徴。
・直接の前身は、オーストリアの農民舞曲レントラーと考えられる。
・新しい社交ダンスとして急速に流行したが、一方で不道徳であるという理由で弾圧を受けたりした。
・カップルが手をとり合って踊る最初のものとして知られる。
・一般的にワルツは「ズンチャッチャ」とリズム自体は均一だが、ウィンナワルツは一拍目とニ拍目が少し詰まり「ズチャッチャー」というリズムになる。
といったことが分かります。


僕は学生時代、舞踏研究会に所属していたことがあります。
それまでダンスやバレエなど身体の動かし方、基礎を知らなかった僕は、優雅な身のこなしに惹かれ、社交ダンスを選んだ。
決して、その頃流行ってたダンパ(ダンスパーティー)で目立ってモテたいとか、練習の時から女性と手を繋いだり身体を密着させられるといったことは、奥手だった僕の頭には全然無かった。……と思う。

スローフォックストロット・クイックステップ・タンゴ・ワルツのモダンダンスと、ルンバ・チャチャチャ・サンバ・ジャイブ等のラテンダンスを習った。
が、当時の競技会ではウィンナワルツは種目には無かった。
調べてみると最近の競技会でも、ウィンナワルツは準決勝ぐらいからやるようだ。
普通のワルツに比べると、ずっとクルクル回っていて、単調で技も少ないような気がする。
因みに、基本的には右回りで、目が回らないようにするため反対周りのリバースを入れるようだが。
でも習ったことがないので、詳しくは知りません。

現在では社交場で優雅に踊るダンスというようなイメージが有るが、そんなことはなく、今でいうディスコやクラブというよりパブ・居酒屋で酒をかっ喰らって、ウィンナワルツを踊り狂って憂さを晴らすという事だったようだ。
今回のパンフの中でもう少し詳しいことを載せるようなので、そちらもお読み下さい。


ということで、芝居の中にはウィンナワルツの踊りそのものは、全く出てきませんが、聞いたことのある有名な曲は沢山あります。
「ズチャッチャー」を確認してみて下さい。
豆知識でした。

次はアンサンブルの歩くウィキペディア、「しのっち」こと篠澤寿樹です。
更新は2月13日予定。




因みに、この芝居には全く関係ありませんが、武蔵関に有った「ブレヒトの芝居小屋」の跡地に建築中のマンションの現在の写真です。





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TEE 東京演劇アンサンブル ホルヴァート生誕120年記念公演
ウィーンの森の物語

作/エデン・フォン・ホルヴァート
訳・ドラマトゥルク/大塚 直
構成・演出/公家 義徳

東京芸術劇場シアターウエスト
<アクセス>池袋駅西口より徒歩2分。池袋駅地下通路の2b出口で直結しています

[開演時間の変更]
緊急事態宣言の延長を受けまして、3月6日(土)の開演時間を変更いたしました
18:30→17:00


2021.3.6(土)-14(日)
3/6(土) ★17:00〜
3/7(日) 14:00〜
3/8(月) 休演日
3/9(火) 休演日
3/10(水) ★14:00〜
3/11(木) 18:30〜
3/12(金) 18:30〜
3/13(土) 14:00〜
3/14(日) 14:00〜
★はLow Price Day

全席自由(チケット発券順のご入場となります)
開場は開演の30分前(ケンタウルスの会先行入場)

ーお申し込みー
東京演劇アンサンブル
TEL:048-423-2521 FAX:048-423-8738
ticket@tee.co.jp

TEE WEB TICKET

ー料金ー
前売り/一般 3800円
前売り/U30 3000円
★Low Price Day/2500円
当日/4500円

ー出演ー
和田 響き
仙石 貴久江
中山 一朗(客演)
洪 美玉
雨宮 大夢
志賀 澤子
原口 久美子
浅井 純彦
三木 元太
永野 愛理
大橋 隆一郎
小田 勇輔
篠澤 寿樹
永濱 渉

ースタッフー
音楽/国広和毅
舞台美術/池田ともゆき
衣装/稲村朋子
振付/三東瑠璃
照明/真壁知恵子
音響/島猛
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
舞台監督/三木元太
制作/小森明子 太田昭

ー協賛ー
ケンタウルスの会


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