a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

『銀河鉄道の夜』稽古場より その三 ザネリ:永濱渉

2022-08-11 12:00:00 | 稽古場ブログ
「ジョバンニ、お父さんからラッコの上着がくるよ!」

どうも、今回のブログ担当、永濱渉です。
『銀河鉄道の夜』では、上記のセリフを喋るザネリを演じています。
ザネリのセリフはこれだけです。覚えやすいですね。

新座への移転以前には、『銀河鉄道の夜』は毎年のクリスマス公演の他にも学校公演の作品として全国巡演を行っていました。
7トントラックいっぱいに積まれた舞台装置や機材を、公演の度に荷下ろしして組んで、
本番後にバラして積んでというのは本当にハードでした(笑)
ハードな分、体育館仕込みのときなんか本当に凄くて、体育館が完全な劇場になるんです。
それを見た時の子どもたちのリアクションときたら。
その反応があるから俺たち2階だろうと4階の体育館だろうと頑張れる!ってなってました(笑)

さてさて、思い出話もこれぐらいにして今回の話をしましょう。
なんと言っても今回は"野外公演"!!
これは僕にとっては初めての経験になります。
今までのしーんとした劇場の空間から飛び出て、
池袋の街の喧騒の真っ只中でやるというのは一体どんな風になるのか…。
不安3割ワクワク7割と言ったところでしょうか。

きっと今までとひと味違った『銀河鉄道の夜』になると思います。
野外公演というのもそうですが、今まで出演したことがある人、無い人含め、"今"の僕たちがやる、"今"の『銀河鉄道の夜』というのを稽古で模索していると思います。
大切なことは受け継ぎつつも、決して過去をなぞるだけにはならないように。

僕の好きなシーンはたま踊りと呼ばれている銀河鉄道に乗る直前の踊りのシーンです。
暗い中手に灯りを持った影たちがジョバンニを囲んで客席の中にある舞台で踊るのが最高にかっこいいんです!

最後に移転前の最後のクリスマス公演のときの舞台の写真を添えて終わりにしたいと思います。
是非皆さまも池袋での銀河の旅にいらして下さい、お待ちしております。





東京演劇アンサンブル 『銀河鉄道の夜』公演40周年記念

東京都 夏の児童演劇祭参加

作=宮沢賢治

脚本=広渡常敏

音楽=林光

演出=小森明子

舞台美術=岡島茂夫 三木元太

衣裳=八重田喜美子

衣裳協力=稲村朋子

映像=高橋啓祐(Nibroll)

舞踏=西田堯 三東瑠璃

音響=田村悳

照明=真壁知恵子

歌唱指導=吉村安見子

宣伝美術=スズキコージ 奥秋圭

舞台監督=浅井純彦

制作=太田昭

照明オペレーター 真壁知恵子

音響オペレーター 大場神 今西工

音響スタッフ 井上尚美

映像オペレーター 革崎文

演出助手 細谷巧 藤井夕奈

舞台スタッフ 篠原祐哉 

協力 株式会社 K Productions (株)エス・シー・アライアンス

世界初演から、40年……
東京の夜空に
ケンタウルス、つゆをふらせ


2022年 8/26(金)・8/27(土)・8/28(日) 
  各日19時開演


池袋西口公園野外劇場・グローバルリングシアター

観劇における新型コロナ感染症対策ご協力のお願い

当日券につきましては、劇団FacebookページTwitterにてお知らせします。

ケンタウルス祭の夜、

ジョバンニは不思議な旅をする。

決して引き返すことのない

軽便鉄道にのって、

本当のさいわいを

見つけだす旅をする……。


語り手   奈須弘子

ジョバンニ 山﨑智子

カムパネルラ 永野愛理

ザネリ   永濱渉

母/尼僧  洪美玉

学者    浅井純彦 

赤ひげ   三木元太

灯台守   小田勇輔

車掌    浅井純彦

青年    和田響き

男の子   冨山小枝

女の子   仙石貴久江

信号手   雨宮大夢

サソリ   青柳万智子(Co.Ruri Mito)

影たち   鈴木貴絵 福井奏美

Web申し込みは下のゲッティのロゴをクリック!


協賛 ケンタウルスの会 (TEE友の会) 

助成 文化庁舞台芸術創造活動活性化事業
 
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】






銀河鉄道の夜 HP

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