今日から広島シリーズ。
小高い場所に立つ中学校。
日曜日にもかかわらず、
先生、PTA、それに生徒会長が荷降ろしを手伝ってくれる。
のどかな雰囲気。
空気はきれい、だけど、寒い―。
そう、体育館公演なのである。
大きい体育館。
生徒は100人足らず。
朝、学校につくと、靄っていて、
ほんとに遠くは全く見えない。
冬の朝。
懸命に体育館をストーブであたためる。
体育館のサイズには合わないけど、
とにかくないよりはましだ。
中学生が70名くらい。
観劇だけの小学生が40名くらい。
客席には先生方やPTAの方々を合わせて150名足らずだろうか。
三次のおやこ劇場からも3人ほど。
児演協の公演『空の村号』を取組んでくれたので、
なんだか親近感。
ソングの参加部分は、
今までで、一番シャイかな。
開演すると、静寂。
このシリーズで一番の静かな空間。
シャイでまじめな子どもたちが、ぐっと舞台を観る。
小学生も、その雰囲気にのまれたというか、
なじんだというか、
から元気も、おふざけもなし。
ちょっと背伸びした空間に身を預ける。
中学生たちは、
ソング参加の部分は精一杯。
振りも一生懸命だったしね。
その後も、
空間に緊張感が存在し、
最後まで集中して観てくれていた。
演じる側も、観る側も、
最後まで緊張感のある舞台だった。
見慣れてないこともあるのかもしれないけど、
彼らが真剣だったことが、うれしい。
観に来てくれた三次おやこの人が、
自分のこどもの中学校にも見せたい、
と言ってくれた。
やたっ!
バラシもまじめ。
みんな熱心に手伝ってくれる。
おかげでいつもより早く終えることができた。
ありがたい。
そうそう、そう言えば、
静かだった理由の一つに、
寒かったから……というのもありました。
そりゃそうだよなー。
けれど、やはりそれ以上の意味ある空間があったように思う。
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東京演劇アンサンブル 第31回クリスマス公演
銀河鉄道の夜
作=宮沢賢治 脚本・演出=広渡常敏 音楽=林光
12月
23日(月・休) 15時
24日(火) 11時貸切/15時
25日(水) 19時
26日(木) 19時
前売一般=3800円
前売学生=3000円
当日=4500円
ブレヒトの芝居小屋
全席自由
チケットのお申し込みはこちらから
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
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