a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2013年12月2日(月) 安芸高田市立八千代中学校

2013-12-03 10:26:27 | 旅公演


今日から広島シリーズ。
小高い場所に立つ中学校。
日曜日にもかかわらず、
先生、PTA、それに生徒会長が荷降ろしを手伝ってくれる。
のどかな雰囲気。
空気はきれい、だけど、寒い―。
そう、体育館公演なのである。

大きい体育館。
生徒は100人足らず。
朝、学校につくと、靄っていて、
ほんとに遠くは全く見えない。
冬の朝。
懸命に体育館をストーブであたためる。
体育館のサイズには合わないけど、
とにかくないよりはましだ。



中学生が70名くらい。
観劇だけの小学生が40名くらい。
客席には先生方やPTAの方々を合わせて150名足らずだろうか。
三次のおやこ劇場からも3人ほど。
児演協の公演『空の村号』を取組んでくれたので、
なんだか親近感。
ソングの参加部分は、
今までで、一番シャイかな。



開演すると、静寂。
このシリーズで一番の静かな空間。
シャイでまじめな子どもたちが、ぐっと舞台を観る。
小学生も、その雰囲気にのまれたというか、
なじんだというか、
から元気も、おふざけもなし。
ちょっと背伸びした空間に身を預ける。
中学生たちは、
ソング参加の部分は精一杯。
振りも一生懸命だったしね。



その後も、
空間に緊張感が存在し、
最後まで集中して観てくれていた。
演じる側も、観る側も、
最後まで緊張感のある舞台だった。
見慣れてないこともあるのかもしれないけど、
彼らが真剣だったことが、うれしい。
観に来てくれた三次おやこの人が、
自分のこどもの中学校にも見せたい、
と言ってくれた。
やたっ!





バラシもまじめ。
みんな熱心に手伝ってくれる。
おかげでいつもより早く終えることができた。
ありがたい。
そうそう、そう言えば、
静かだった理由の一つに、
寒かったから……というのもありました。
そりゃそうだよなー。
けれど、やはりそれ以上の意味ある空間があったように思う。



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東京演劇アンサンブル 第31回クリスマス公演
銀河鉄道の夜

作=宮沢賢治 脚本・演出=広渡常敏 音楽=林光

12月
23日(月・休) 15時
24日(火) 11時貸切/15時
25日(水) 19時
26日(木) 19時

前売一般=3800円
前売学生=3000円
当日=4500円

ブレヒトの芝居小屋
全席自由

チケットのお申し込みはこちらから
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html


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