空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

村中璃子氏「ネイチャー」授賞の件メモ(2)

2017-12-03 19:57:58 | ノート
村中璃子氏「ネイチャー」授賞の件メモ(2017-12-01)」の続き。

産経新聞 ジョン・マドックス賞に日本人医師 村中璃子氏、子宮頸がんワクチン問題について発信 2017.12.2 16:33

英科学誌「ネイチャー」などが主宰し、公益に資する科学的理解を広めることに貢献した個人に与えられる「ジョン・マドックス賞」の2017年受賞者に、子宮頸(けい)がんワクチン問題について積極的に発信してきた医師でジャーナリストの村中璃子氏が選ばれた
同賞は今回が6回目で、日本人の受賞は初めて

 12月3日17時段階でも、主要メディアでは産経だけ。
 これは産経の格をあげるだろう。

 難点はあって、こうして諸メディアが、その政治的立場・商業的立場で科学記事の内容・報道するしないまで左右するというふうに信じられていく場合、メディア一般への信頼がさらに落ち、我々の知的生活に大きな影響を及ぼす―なにしろ、我々は一切知などではありえず、情報収集にはメディアを必要とする。そこが使えなくなるなんてのは、あるべきではない。

 このうち、一部は妥当な科学報道をする機関だ―ということで新たな権威を持つ可能性がある。今度は先ほどの理屈とは逆方向で、「科学的に正しいのだから、政治的にも事実を報道しているのだろう」とか誤った類推が起きることがありえる。

 いずれにしても良くない事態。





 追加


 ふむ、さすがと言うべきか。

 追記

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