眠気を感じている社員がいたら、冷風で刺激。NECとダイキン工業が、オフィスでの居眠りを防ぐシステムを共同開発すると発表しました。まぶたの動きの変化で眠気を認識し、部屋のエアコンの設定温度を一時的に数度下げる仕組みです。 https://t.co/9tMgc1I6Im pic.twitter.com/h5nV3nYq7H
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年7月25日
「労働者。眠くならないように体調管理しておくのは労働者の義務です」
「労働者。眠くなっても生産効率を下げないのは労働者の義務です」
関連:「出退勤管理システム「市民。笑顔でいることは労働者の義務です」(2018-06-19)」
朝日新聞 居眠りさせないオフィス開発へ まぶた監視→室温下げる 内藤尚志2018年7月26日06時45分
「システムの仕組みは、こうだ。まずはパソコンの画面にカメラをつけるなどして、働き手のまぶたの動きを追う。まぶたの動き方に変化が出れば、眠気におそわれ始めたと判断。部屋のエアコンの設定温度を一時的に数度下げて働き手に刺激を与え、目覚めを促す」
「ダイキンはエアコンを制御する技術を担当し、眠気を感じた働き手だけに風をあてるエアコンの開発も検討する」
「まぶたの動きは記録するが、だれのデータか特定できないようにするという。「勤務態度の監視には使えないようにする」(NEC広報)としている」
裏コマンドで一発じゃねえか。
「両社は16年から、生産性の向上につながるオフィスの共同研究を開始。社員に単純な計算を続けさせて眠くさせ、部屋の気温や明るさ、においなどを変えると眠気が減るかどうかを調べてきた。55人分のデータの分析から、部屋の温度を下げるのが最も効果的だとわかったという」
いや最初から低めに、ですな…。
いやほんと、数十年前の新聞なら、『なんだこの非人格的支配は!』とか怒ったところじゃないか。
まあこういうところで、私は今の新聞の中のひとがアカだという、ネトウヨ的発言には賛同しない。アカなら、私の頭の中にでてくるような批判がとろとろと出てくるはずだ。いまの新聞の中の人たちは、恐らくは並みの空気の中に生きている人たちで、恐らくそれゆえにある意味で人民の一サンプルとしての意味の代表であり、しかしそれゆえにこそ人民を主導できないのだ。批判的検討ができないために。
ささっとマルクス主義的概念で遊んでみるのが、簡単な批判能力養成にすっげえ楽な投資効率のいい方法だと思うんだが、おそらく今の新聞の中の人たち、その水準もできてなさそう。少なくとも、上の記事を提灯的に書いて済ませて紙面まで到達するあたりからはそう見える。
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