んなもの（ほこらしげに）掲げるのはアウトだろうと

カナロコ　今どきの愛国主義（上）　広がる動き正体探る　2014.06.22 14:58:00

「…在日コリアンの排斥を唱えるヘイトスピーチ（差別的憎悪表現）をはじめ、これまでにない「愛国」を掲げた動きが社会に広がりを見せている。「普通の人たち」が極右的な発言をする政治家に投票し、排外デモに日常的に参加する。今、この社会で何が起きているのか－」

　上掲文言は記事冒頭の導入部。以下の一言は安田浩一の発言の一部切り出しの模様：「…物理的な暴力による傷は癒えるが、言葉による深い傷は一生消えない。無根拠で痛みを伴った暴力をメディアは見過ごしてきた」

　とはいえ、物理的暴力―ぶんなぐったり―も十分「傷害罪」のような概念で捉えるべき内容である。というか、言葉の暴力を傷害罪やなんかで捉えるようになったのは、むしろ最近の人権運動の成果という気がするが。

The Wall Street Journal 排外デモ参加者に暴行容疑＝市民団体の８人逮捕?大阪府警 社会（時事通信）2014 年 7 月 16 日 14:00 JST 更新

「…排外デモの参加者を集団で取り囲み暴行を加えたとして、大阪府警警備部は１６日、暴力行為法違反容疑で、市民グループ「男組」の」人名中略「…８人を逮捕した。男組ホームページによると、「全力でレイシスト（人種差別主義者）を排除する」と称し、たびたびデモ主催者側と対立しているという」

　一応、下に挙げた産経の表現によれば「体を押すなどの暴行」であって、身体的暴力の程度は抑え気味ではある、とはいえるだろう。

産経新聞　反ヘイト名乗る「男組」幹部ら８人逮捕　右派系男性への暴行容疑　2014.7.16 11:50

　しかし問題点は

「逮捕容疑は昨年１０月２６日午後、大阪市内のデモに参加しようとした右派系団体関係者の男性（４７）を集団で取り囲み、「てめえ許さねえぞ」「お前がヘイトなんじゃ」などと脅したうえ、体を押すなどの暴行を加えた」

　…ひとりを集団で取り囲んで脅す、というのは、それこそ言葉の暴力とゆーやつだろうし。数人がかりでひとりを…というのも心の傷になろうというものではある。身の危険を感じるだろうし。

「男組側はこの様子を撮影した動画をインターネットに掲載し「レイシストを急襲した」とＨＰの活動履歴で紹介していた」

　んなもの（ほこらしげに）掲げるのはアウトだろうと。

J-Cast 「安部しねって言ってる若者たち、みんな抱きしめたい」　旧「しばき隊」メンバー、若者たちのツイート大絶賛?! 2014/7/ 3 18:28

　炎上商法とでもいうべきものだろうが、それでどれだけ売れるかは謎。
　まあ何人かは食っていけるだけのモノになってはいるようだが。