空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「家父長制」と「父権制」

2024-07-07 22:22:54 | ノート




 つまり国の制度としての家父長制は廃棄されて久しく、その残滓もまあまあ、あるはあるけどさあ…というのが普通の感覚であり得る。そして家産の差配・家族の配置に関わる狭い意味での家父長制は薬物使用の俳優・アイドルの出演作品を滅ぼすのどうのに直接かかわらない。だからそれもう、家父長制と関係ないよね?というのが第二引用の意味だ。

 つまりpatriarchyの翻訳語として何を使うか・何が(より)相応しいかという課題ですねこれ。父権主義だとpaternalismと衝突するが、パターナリズムはカタカナで書くことが多いし…しかし定訳っぽいしなあ…。…しかし「父権主義」をpatri-archyに当てるのはなかなかの案に思える。「父権支配」でどうか。そして世間に家父長権支配の批判非難で言及される内容は悪しきパターナリズムの内容のようにも思えるのだ。
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