ダーリットへの「名誉殺人」犯に死刑

BBC India Tamil Nadu: Six face death penalty for Dalit murder 12 Dec 2017

　昨年、タミルナードゥでSankarと言う名のダーリットに名誉殺人をしかけた者たちに死刑判決（6人）。
　まあその、高位カーストの娘と結婚しようとしてのことで

「The bride's father, who handed himself in and admitted to carrying out the attack, was one of those sentenced to death」

　救われない。
　いくら”名誉”殺人といっても、たかがひとりを多人数でなぶり殺しにする「名誉」具合では、遺族の扱いも低くなるのではないか―という感覚は歴史を通じて世界共通なんではないか。なお裁判で被告になったのは11名。なぶり殺しにもほどがある。並みのイジメ殺人でも4,5人ってとこだ。

「Three others, including the bride's mother, were acquitted of all charges」

　…ああ。なるほど。この”穢れた”花嫁の両親もまとめて犯罪者ということだそうで、彼らにとっての、ダーリットと結婚することの「ケガレ」具合が推し量られる感。一族郎党まで穢れるってわけなのか。

　他にダーリット関係のメモは：
「ダーリットには祭りを見る権利もないとでも」（2017-10-03）
「みていた記事メモ（2016-07-21）」（2016-07-21）の冒頭部分
「見てた記事メモ：Dalitへの人権侵害関係」（2012-01-12）の下のほう

　BBCの挙げる参考記事、BBC What is India's caste system? 20 July 2017だが、これはこれですごいな…。