教育者であれば、生徒に生まれつきの髪を染めて嘘をつかせるのではなく、就職先や進学先にも堂々と「うちの生徒は自分の身体を大切にしています」と言って、社会の偏見から生徒を守り抜いて欲しいです。
— 春名風花 (@harukazechan) 2017年10月27日
今回の場合、生まれつきの茶髪なので、これを染めさせること自体が既に校則違反。
それは逆でしょ!社会はお前の様な者ははじかれるから、外見だけでもちゃんとしろ!外見で判断されたら馬鹿らしいだろ!だから外見だけでもきちんとしろ!と言いますね。
— 佐山透 (@sabanbeach) 2017年10月27日
「外見だけでもちゃんとしろ!外見で判断されたら馬鹿らしいだろ!」
なので、髪を真紫に染め上げているようなひとはバカ丸出しに見えるので、外見だけでもちゃんとしろ!というのは真っ当な意見ではある。デーモン閣下だって、全力で「自分は悪魔です」と主張するわけだし、あれでは事務職はとおるまい。
つまり、生まれつき髪が黒くない人間は「おまえが黒髪で生まれてこなかったのが悪いから学校に通いたければ延々と黒く染め続けろ」「黒髪でなければ学校に通う資格はないから黒くしろ、おまえが黒髪で生まれてこなかったのが悪いんだ」と、言うことなんですね?
— 黒崎綾乃 (@ayano_kurosaki) 2017年10月27日
悪いとは言ってないでしょ。少なくとも黒くする努力、謙虚さは必要でしょ。ちなみに何故数少ない黒髪出ない者に目が向くのか不思議だね。大多数は普通に黒くしてるのに。もし自分の子供の婚約者相手が茶髪の不良だったらどうするか見ものだね(笑)
— 佐山透 (@sabanbeach) 2017年10月27日
「ちなみに何故数少ない黒髪出ない者に目が向くのか不思議だね。大多数は普通に黒くしてるのに」
私は黒髪だが、意識して黒髪にしているわけではない。加齢と共に白髪が数本、入るようになったが、これを黒くする努力をしないと私は社会人失格であろうか―とまあ、超単純な話なのだ。なんでこんなに無駄な、20-30年前に終わった話を延々と、無駄に我をはっていけるのか―その精神力はたいしたものである。
おりませんね。大変厳しく指導していますから。ただ、娘は天パだったので、学校から問い合わせが来ましたよ。親からパーマでは無いと知らせておきましたので、それ以降は問題になりませんでしたが。
— 山北篤 (@Gheser) 2017年10月28日
…これだけで済むように、数十年前にアレコレやり終わったあとなのである。それをいまさら繰り返した無知無分別が指弾されているだけなのだ。
今プロフィール見ましたが、はなから学校批判側ですね。古臭くとも現場は私の書いた通り。単なる現場を知らない方の無責任な呟きか。生徒心得を理由に指導が矛盾とかわけのわからないことをほざいているが、なんのこっちゃですね。自分の子供が髪を染めても注意できないんだろうな。
— 佐山透 (@sabanbeach) 2017年10月28日
「古臭くとも現場は私の書いた通り」とあるが、その見た現場の具合はどうなんじゃろ、とか。「生徒心得を理由に指導が矛盾とかわけのわからない」こととやらを、数十年前に、『ああ、天然赤毛なら、それを染めさせるのは、髪染めを禁止する校則と矛盾するなあ』と社会的に納得したはずなんだが。
なお、問題となった懐風館高校の教師は、この「黒への染色は校則違反」に対し反論できず押し黙ったそうですが、貴方の見解をお聞かせ願いたく思います。
— 黒崎綾乃 (@ayano_kurosaki) 2017年10月28日
そういう意地悪な質問をすれば黙るしかないだろ。本人は良かれと思ってやったことをあとになってそんなこと言われてもね。単なる嫌がらせだよ。可哀想に。いじめだ!
— 佐山透 (@sabanbeach) 2017年10月28日
なら黙れ、ということに。「本人は良かれと思ってやったこと」であれば良いことだったのだ―という、大変素朴で問題が発生しやすそうなアレを出す辺り―
57歳にもなって子供の正論に抗う言葉を持たないこのオッサン、生き恥を晒すとは正にこの事(笑) https://t.co/10dVKRB6vI
— 竹内修 (@otfsx1228) 2017年10月28日
皇国教育の精華は、管理の自己中毒という形で初等中等教育に継承された。良き兵隊を造り出す教育は高度成長には合っており、是正の機会が乏しかった。その象徴が高校野球だが、話題の大阪府立高校もまた、その例。管理のための管理、規律のための規律を、そろそろ徹底的に撤廃する時期だと私は思う。
— 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2017年10月28日
しかし髪染めの一件に限っては、我々が既に知るように、ビーバップハイスクールとかの時代に問題化し、『髪染め禁止ってんだから黒く染めるのも禁止ね』の極めて単純な形式的・実質的解釈でクリアしたはずなのである:
すごいな大阪府。戦争が終わったこととかもう昭和じゃないとかちゃんと伝わってるかな
— ユーリィ・イズムィコ (@CCCP1917) 2017年10月28日
流石にこういう感想にもなる。「もう昭和じゃないとか」は見事な表現であって、概ね言葉通り、昭和の遺物の復活と言っていいだろう。
それがなぜ復活してしまったのか、その”社会的圧力”はなにか、そちらを問うてもよいかとも。
この明白人権侵害の案件、報道されてから未だに大阪府や教育委員会や当該校長から公式声明見えないのは不思議。本来なら報道出た時点で監督責任者が、報道内容について事実関係を至急調査した上で、もし報道が事実なら早急に訴訟対応と規則是正と懲戒処分を検討します、と私が責任者なら発表するけど。
— Norio Nakatsuji (@norionakatsuji) 2017年10月28日
これがちょっと謎。「報道しない自由」ともあまり思えない。
それこそ、教育委員会などが「行き過ぎた指導でした、熱心すぎたアホの子でした、懲戒しときます」とさくっと言ってしまえば、ここまで大問題にならずに済んだだろう:
朝日新聞 「黒染め強要で不登校」生まれつき茶髪の女子高生が提訴 2017年10月27日11時33分
「大阪府教育庁は朝日新聞の取材に「事実関係も含め、係争中なので答えられない」とした」
しかし
MBSNEWS 「金髪外国人でも黒に」茶色の髪の女子高生に黒染め強要、府「事実と異なる点もある」 10/27 19:48
「一方、大阪府側は27日の第一回口頭弁論で請求の棄却を求めました。大阪府教育庁は、取材に対し「原告の主張は事実と異なる点もあるので、今後の裁判で明らかにしたい」としています」
…うん?
朝日では、教育庁はノーコメント。MBSでは「「原告の主張は事実と異なる点もあるので、今後の裁判で明らかにしたい」」。朝日はこれを、実質的な言葉がなかったことで、完全ノーコメントのように伝えたわけだ。しかしこの”事実と異なる点”の明言は流石に係争中だから―かもしれないが、そこを掘り下げてこそ、とも思う。
なお朝日に「高校生の頭髪をめぐっては、色を染めたりパーマをかけたりしていないか見分けるための「地毛証明書」を、東京都立高校の多くが一部の生徒に提出させていることが明らかになっている。府教育庁によると、府立高校で同様の仕組みがあるか否かは「把握していない」という」
とあり、そりゃまあ地毛証明書なんて奇妙なものを提出させること自体、人権侵害ではあろうが、しかし天然の髪・肌色を強権から守るための工夫があるのだ、ということは分かる。
問題は、「フツー」の黒髪を要求してくる社会的な圧力、”社会的通念”が強固にあるなか、(世界標準的には人権侵害案件である)地毛証明書なんてものを発明してまで、自然の髪色を保護するシステムを発見し、運用し、維持してきたにも関わらず、なんで(一部あほの子の仕業であろうとはいえ)殊更に数十年前の解釈を持ち出して問題化したのか、その「心の闇」「社会の闇」ではないか。
追加:
労働市場がおかしいと言われますが、先生が秘書を雇うことになり、残念ながら賢そうな子の応募はなかった時に「頭は弱そうだが真面目そうな格好の子」と「頭が弱そうでチャラチャラした格好の子」のどっちを選びますか、ってだけの話ですよ。
— さすらいマン (@daffodi85280015) 2017年10月29日
そこで、「せやから能力を伸ばせば、多少は有利やん」という反論を封じる言葉が:
偏差値の高くない高校だと、「せめて外見だけでも取り繕う習慣を持っていない子」は労働市場じゃ辛い扱いしか受けられないという実態はもう少し知られていい。高卒で就職する子なんか想像もつかないような高学歴者だらけの世界で生きてきた人にはわからんだろうけど。
— 剛田 剛 (@goudatuyoshi) 2017年10月29日
その「取り繕う」の程度を誤ってしまった例と、今回の問題はそういうことではないかという。
そして高校の先生自身が、この基準や基準の出来た理由や、背景の理屈を忘れて目先の規定に心奪われ「真面目さを演出するために黒髪を絶対維持するマン」に変化した後の姿がこれ:
高校に営業に行ってたとき。大学案内の表紙を見た高校の先生が、「茶髪が多いですね。大学の質がわかりますね」とおっしゃられたので、愚考を丁寧にご説明申し上げたところ、入試課から以後営業回りはしなくてよろしいとのご配慮をいただきました。ちなみに私の目には茶髪には見えませんでした。
— 足柄(アホ毛立ってます) (@asigaranyanko) 2017年10月28日
高校の校則から自由になり、髪色を多少明るくする自由を行使した19歳以上をみつけて、『茶髪は不良の証拠!』と思ってしまうあたり、もはや指導の必要・理由を忘れ果てたただのプログラムと化しているわけである。
不完全情報なせいなので、この学生は服装や髪はめちゃくちゃですが◯◯です!みたいな推薦状を書いてあげれば良いと思う。 https://t.co/8AaUyQ4crx
— rionaoki (@rionaoki) 2017年10月29日
これが通る職場がどれほどあるかなー…という。
うちにイケメンチャラ男風の事務員が転勤で来たが、来てすぐ「あれはどうかと思う」というコメントがむしろ若手からですね。
2017-10-28 黒髪強制に至るまで 大阪教育改革の失敗