なんで科研費10年以上取ってない、論文5年以上書いてない人が教授になれるんだ?どういう人事してるんだ?
— どこにでもいる研究者 (@v81v1) January 18, 2025
もちろん「これまでの業績を総合的に判断して」というわけなのだ。そのための運用のルールもあったりする。「最近の目覚ましい業績」の解釈とか。
…実際のところ、そこそこの年齢のひとを役職に就けて使い倒すために教授ポストを与えることも普通の判断と思われ、まあ(研究の)実力主義の向きにはなかなか厳しい世の中である。研究したいならよそに行け、というわけなのだ。
でまあ私も「最近の目覚ましい業績」ルールでいえば少なくとも3回昇進してないといけないので…まあ、まあ、よそに行け、ということなのだろう。
過去のメモをいくつか。
科研費の審査員,種目毎に公開になったんで,誰が自分のを審査したかがはっきり分かるようになったんですね。これまではとにかく分野毎に誰かということしか分からなかったのに。びっくり https://t.co/R69EiBwV7U
— まつーらとしお (@yearman) 2018年10月22日
これ、自分がだれとバトったかまで解るんじゃないかなあ…誰が誰にどんなコメントを出したか、まで、相当な確度で言えちゃうわけですよ…。
…まあ、そこは「見解の違い」でいいだろうけど、まあ問題は当落がまさしく我が利害に関わった審査される側のものですね、自分が誰に落とされたか解っちゃう、という…。…おおう…。
それとは別に「イスラーム復興」論で予算をとって、その根拠となる「理論」が論理的におかしいと気づいたので指摘したらボスが逆上して私を科研費プロジェクトから追放したことについては、関係者共々、やがては総決算をするしかないと思う。これは私がやらなくても、嘘ついたらバレるんだよ学問って。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2018年5月15日
非常勤教員には、科研費申請資格を与えない大学も多数あり、その理由は(常勤教員の文に加え)非常勤教員の申請、採択後の事務作業にかかる事務員の人件費の増加を払うことができないという大学の財政事情にある部分が大きい。
— Masashi Kasaki (@kasa12345) 2018年5月8日
極古い、10年前のメモがあった。以下、そのまま挙げてみよう。10年前の私の判断は、今の私の判断と異なる。
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関係にしろ、ものにしろ、設備にしろ、それに対して価値を見いださない人にとって、価値ってわからないからねぇ。『電子ジャーナルが思う存分使えるってすごいことなんだよ-』といつも思っていた。
— 白熊 (@Shirokumahakase) 2014, 6月 23
ご尤も。隅っこではあれ国立なら、そこそこ予算が確保できてそれなりに設備・条件が整備されるものだろうが、お金のたりない私立さんとかだとにっちもさっちも行かなくて…
…ということで、それで研究しない国立の先生を見かけたりすると悲憤慷慨する私立のひと(ないし非常勤のひと)というのは存在する。私は非常勤さえ回ってこなかった層なので、”非常勤が回ってきてるだけまだマシじゃねぇか”とか思ったりした組だが。
…優秀なところにお勤めじゃないですかー…。
科研費を貰えるほうが珍しい、って学校もたくさんあるのですー…。
なので、そういうところは、科研費等、外部資金を獲得して、校費によらず研究をばりばり進める能力のあるひとを欲しがるかと思われる(とりあえず、うちはそう。少なくともトップはそう考えているようだ)。
で、そういう人、すなわち計画性があり文章力があり実行力があり書類をかける人が教育に目をむけてくれたら、学校改善のあれやこれやのプロジェクトのための書類を書いてくれるだろうと思われる。
そうすると、ちょっとしたお金を得ることができる。
そうお考えかとおもわれ。なので、そゆところに職を求めるのもありですね。
まあ、本来主たる領域としていたところの研究はしづらくなりますが。
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…ちょっと、判断、変わってきたな。ちょっとは。我が本務校、そんなに研究能力を欲してないな…という風に、そんな風に思うようになった…。
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