空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

『番組を成功させたいんだろう? …脱げよ』+

2011-03-07 18:00:00 | Newsメモ
 ディレクターはその笑みで指示した。『番組を成功させたいんだろう? …脱げよ』。脱ぐべきなんだと思った。けれど…カメラの前で…全裸になるなんて…もしそんなことをするなら,私の尊厳はどこに行ってしまうのだろう?
 ―けれど,結局は自ら衣服を脱ぎ,その裸体はカメラに収められてしまったのだ―

BBC The minimalist dress code of the Amazon's Awa people Saturday, 5 March 2011

 エロっぽく書いてみるテスト。

 以下真面目な記事:

BBC Pakistan: Nowshera mosque bombing 'kills nine' 4 March 2011 Last updated at 12:44 GMT

 パキスタン北西部のモスクで爆弾テロ。Nowshera区の金曜モスク礼拝ののち,困窮者に食糧配布をし始めたところ,どかん。9名死亡,30名以上負傷。死者数はさらに増える恐れあり。犯行声明は,報道時点ではなし。

BBC Afghanistan: Karzai rebukes US over civilian deaths 6 March 2011 Last updated at 15:47 GMT

 アフガン,カルザイ大統領はペトレウス将軍の誤爆に対する謝罪の言葉は「十分ではない」と非難。Natoのヘリが,タリバン兵と誤認して12歳ないしそれ以下の少年たちを殺害してしまったことに関する言葉。

 大雑把に言って,民間人犠牲者数については,明らかに反政府派のテロによるほうが大きいだろうが:

BBC Mapping US drone and Islamic militant attacks in Pakistan 22 July 2010 Last updated at 17:06 GMT

 こういうのは,統計の数字と庶民感情とで違いが出ますしね。

BBC Taiwan executes murderers amid death penalty debate 4 March 2011

 台湾,死刑執行5名。
 政府・宗教界・人権団体が死刑執行に反対の意見である中,市民感情・被害者遺族感情がそれを許さない。これをめぐって法相の辞任が起こるほど―まあ世間の風潮ではございます。

 しかしなあ。死刑を廃止したという国々で,逮捕・検挙時のオーヴァーキルがなー,という話も仄聞する。てぇことは,現場の警察官の判断(ないし正義感)でもって事実上の死刑執行が起こる,なんてことがありえるわけで,なんつーか表面上非常に人道的になりつつも,実際の運用上非常に恣意的な制度になりかねないなーと。

BBC Japan Foreign Minister Seiji Maehara resigns 6 March 2011 Last updated at 14:07 GMT

 日本の前原外相の辞任問題。寧ろ要点が端的に述べられていて便利。付け加えるとしたら,以前も永田メール事件で失脚していること―そして今回も小額の違法献金で外相辞任のやむなきに至った,その脇の甘さを指摘する文。
 …つーかですね,永田氏を自殺に追い込んだのは,この人の判断の甘さにも一因があるわけで(無論アレは永田氏ができない子だったのが主因ではあれ),それにもかかわらずこのざまに至ったことについては永田氏の死は前原氏に特に学習を与えていないことを示唆するわけで…。真剣にダメですな。

WSJ-Japan 前原外相辞任、菅政権に打撃-外交関係円滑化努力に支障も 2011年 3月 7日 8:08 JST

このような目まぐるしい首相・閣僚の交代を受けて、増大する政府債務、人口減少と高齢化、台頭する中国との関係をどう維持するかといった難題に日本は取り組めるのかとの疑問が出ている

 返す言葉もございませんな。まあ現政権与党による政権発足時には,長期安定政権になる予定ではあったんだ,もくろみとしては。あっという間にスカを引いたが。

問題となった献金は韓国籍の人物が行ったが、長年日本に住んでいた。第二次世界大戦からの経緯もあり、日本では今なお、数十万人もの韓国・朝鮮人が日本に住んでおり、大半は韓国籍を保有している。日本がホーム(故郷)と考えている在日の人々が少なくないにもかかわらず、彼らは外国人として扱われている

 どこをホームと考えているかについては議論のあるところか。

 ところで:

読売 外相、泥舟から逃げた?「自分勝手」と批判も 2011年3月7日11時57分 読売新聞

前原氏の辞任の決断は、自身の再起を念頭に置いてのものだった

 とあるが,永田氏を死なせるに至った超判断ミスの上に今回の失態,この二重の凡ミスを(重責を担う職にありつつ)やらかした人に,まさか将来の首相の目がまだありえるんですか? 

前原氏は6日朝、民主党の支持団体である連合の幹部に電話で、「いろいろありがとうございました。今日中に決断します」と述べた。前原氏の胸中を読み取った幹部は、「早く辞任することが、あなたの将来につながる」と理解を示した

 そりゃあ将来はまだありえる年齢でしょうが…どれほどのものがあり得るのか。腹心の部下だったのでしょう,若手を結果として(あるいは少なくとも社会的な)死へと追いやって,さらにそこからどれほど学習したか怪しい人に。

 なお参照:おおやにき「分限と懲戒(2011年3月 7日)」

要するに、これが押さえられたらおおごとになるという感覚が欠如していたか、その感覚はあったが言動を適切にコントロールすることができなかったかということであり、政治家としてあほおである
20万円程度のことで継続的な人間関係を絶ち切っていいのかと言っている人もいたようだが、こんな脇の甘い人間が外交の舞台で信頼されるわけもないので心配する必要もなかろう。相手方がきちんと調査していれば「永田メール事件」の時点ですでに信頼できないという判断をしているであろうという点についてはとっても秘密である

 子供のころからの親愛があったうえでの20万は,外務大臣閣下にしてみればちいさなお金であるはずで―20万円でモノが動くかといえば非常に疑わしい。それは私も同意だが,問題はおおや先生のいうように,前原氏の能力・資質等にある。
 それでもなお前原氏に期待する声があるのは,恐らく彼は現在の民主党内では最良の人材の一人であるからだろう。そここそが悲しむべき点なのであるが。


読売 高校教諭、太古の気象変動示す地層発見 2010年8月11日 読売新聞

太古の地球の海水面の変動を示す地層を、岐阜県養老町の高校教諭ら2人が福井県南越前町芋ヶ平で見つけた。…(中略)…2人は、古代サメの研究を行っている愛知県立起工業高教諭の渡辺幸雄さんと、福井県立丸岡高校城東分校教諭の中川登美雄さん。昨年5月にサメの化石を探していて見つけた。地層は古生代ペルム紀の石灰岩層の中に、約5000万年新しい中生代三畳紀の地層が入り込むような形になっていた…(後略)

 高校の先生をしていても,研究に精を出す人もあることである。嗚呼我が同僚たちよ(ry

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