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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブ,Bakaraマーケットで自爆事故

2010-02-15 21:11:02 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: 4 Al Shabaab fighters killed in Bakara blast Feb 14, 2010 - 9:39:37 AM

 バカラ・マーケットのhealth centreで爆発事故。アルシャバブ戦闘員少なくとも4名が死亡,10名以上が負傷した由。爆発の原因は知られていないが,しかし現場はBakaraマーケット内のhealth centreだそうで―医療関係の施設に爆発物をため込む不見識は責められるべきでしょう。

 さらには,現場にはアルシャバブ最高幹部が居合わせていたそうで―Sheikh Mukhtar Robow Abu Mansurや他の人物たちが会合をしていたそうです。Abu Mansurに近い筋の情報では,Abu Mansur自身は負傷なしで切り抜けた模様。

 これはAbu Mansurが聖戦を宣言して翌日の事故ということになり―なんとも間の抜けた話です。つうか幹部会議の現場に(4人も死ぬような量の)爆発物集めたうえ,(恐らくミスで)発火させるなと。どこの素人だ。たしか去年5月にも「原因不明の大爆発」なんかやらかした過去があったな,おい。

 ところでこの記事中にも言及があります,暫定政府議員の政府離脱の件ですが:

Shabelle Media Network Lawmaker abandons membership of Somali MPs in Mogadishu   2/13/2010 4:53:00 PM

 この記事に詳しいです。Salah Noh Mohamed ”Salah badbado”は土曜,バカラ・マーケットで記者会見―なお原文Bakaroとあって,通例のBakaraと異なってます。ちょっと発音に注意が必要みたいですね,この語―。彼は,暫定政府を離脱,その議員職を公式に放棄するというのです。

 まあその,暫定政府支配地域にあるホテルから姿を消して数日後に,反政府側支配地域のバカラ・マーケットで公表する公式声明―どれほどの意味があるのかは微妙な線かと思えますが(誘拐→脅迫の流れは当然想定できましょうな,事情からして,うん。或いはIndha Adeはその辺の空気を察したのかもしれず:「Indha Ade「Aweysはアルシャバブの虜囚である」」)。

 ともあれ,離脱理由としては,暫定政府がシャリーアに従った統治をしていないことを挙げる。政府軍とAMISOMの兵とはソマリ人民への患いとなっていると。

「兵士だといってる連中は,盗賊の集合にすぎない。こいつらはどことも知れぬ国で訓練され,不適切なふるまいをするよう学んできたのだ。彼らは人民への脅迫行為に従事している」。

 但し,彼は直接的に,如何なる運動に彼が加入したかは明言しない様子。ただ宗教とシャリーアへの愛ゆえに,あるイスラミスト勢力の支配地域に自分はやってきたのだ,というのだそうだ,この記事の段階では。

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