朝日新聞 参院選で白票300票増やした疑い 高松市幹部ら逮捕 2014年6月25日18時09分
「昨年7月の参院選の開票作業で白紙投票を「水増し」したとして、高松地検は25日、高松市選挙管理委員会の事務局長だった山地利文容疑者(59)ら市職員2人と元職員1人を公職選挙法違反(投票増減)の疑いで逮捕し、発表した」
「地検によると、3人は昨年7月21~22両日、市内の体育館で参院選比例区の開票作業をした際、パソコンで集計入力済みの白紙投票の用紙を、再び集計入力担当者に渡して再入力させるなどして、白紙投票を約300票増やした疑いがある」
「比例区で当選した自民党の衛藤晟一参院議員の得票が高松市で0票だったことから、「投票した」とする支援者らが市選管に再点検を要請」
衛藤氏(自民)に投票された票がいつの間にか無効にされてしまったという。
「山地容疑者は「不自然だと思う」としながら再点検はせず、「原因は特定できない」と説明していた」
官僚的対応として、まあありえなくはない。いややっちゃった当人が言うのはどうかと思うが。
結果として、自民党候補者に不利な(不可思議な)「対応」がなされたものの自民党候補が勝利していて―これが地検側の言うとおり、あきらかな「操作」なのなら、『んで、何がしたかったんだ君は』ではある。
なんにせよ、容疑者らの政治的背景等々は問われることになろう。
選挙管理人が、自分の政治的思想によって票を左右するなどというのは、選挙による民主主義に対する重大な攻撃だからだ。
現時点では、そーいう容疑がある、と言って済ましておくのが上品だと思うのだけど…
「市選管の東原博志事務局長は「開票数と投票数が合わなかったのを白票で調整したのでは」との見方を示した」
この発言は別種の問題があるだろ、おい。
開票数と投票数が合わなかった場合、計算しなおししないか、普通。
我々でいうと、入試の採点で、同じひとつの答案に対してさしあたり3回とか採点して、点数計算して、合わなかったら差し戻しとかするわけだが。で、さらに人を代えて(別の日とかに)再点検したりするんだけど。
にもかかわらず、”数があわないっぽいから白票があったことにしようよー”という対応をしたんでは、と発言するのは、普段からそーいう対応をしているという疑いを生ぜしめる。
この場合、”どこかでミスして、どうしても3票、行方不明です―しかし選挙自体の結果を左右しないものと確信します”と発表して、責任者が処罰を受ける…と発表すべきものではあるまいか。
「ある政党の狂信者が敵対党派にテロを行った」ならば、その当の数名を、イレギュラーなばか者、犯罪者として処断してしまえばよい。それなら”われわれ”みんなの誠実さによって成り立っている”われわれ”の世界(という幻想)は守られる。
ところが”いや、いちいち言わなかっただけで、わりとてきとーに処理してたんだけど”と示唆するような「「開票数と投票数が合わなかったのを白票で調整したのでは」との見方」は、システムに対する一般的な不信を呼ぶ。
以下、別件:
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日刊スポーツ 鈴木都議の事務所に生卵20個投げ付け 2014年6月24日1時5分(共同)
「東京都議会で女性議員にセクハラやじを飛ばした自民党の鈴木章浩都議(51)の東京都大田区の事務所に、生卵約20個が投げ付けられていたことが23日、警視庁大森署への取材で分かった」
これは「私刑」というんだろう。
品のない不規則行動がとがめられたわけだから、この卵投げのひとも当然とがめられるべきということに。
「23日午後8時すぎに通り掛かったタクシーの男性運転手(54)は「60歳ぐらいの男が怒ったような表情で、何かをわめきながらパックから1個ずつ生卵を取り出して投げ付けていた」と証言した。客を乗せており、そのまま通り過ぎたという」
福島民報 やじの鈴木都議の事務所に生卵 2014/06/24 00:41
「24日未明、事務所の壁には多数の生卵がぶつけられた跡を確認。高さ約2メートル、幅5~6メートルにわたり入り口や壁が黄色く染まり、地面には殻が散らばっていた」
こちら、わりと大判の写真つき。
読売TV 「私が卵を投げつけた」50代男性事情聴取 06/24 14:02
「警視庁によると、24日未明、鈴木議員の事務所の近くにある交番の警察官が50代の男性に職務質問したところ、「私が卵を投げつけた」と話したという。」
一応自分から名乗り出たぶんだけ、鈴木氏のほうが潔いという評価になるか。
まー、戦線が広がりすぎて収拾付かなくなっている気がしないでもない。塩村氏は過去の”悪行”をさらされて、せっかく集めた支持もいささか傷がついた。思うに、この件で最も実入りがよかったのは「姐さん」ではあるまいか。変に表にたって槍玉にあげられることなく、しかし塩村氏を表にたてて、自分は諸種の連絡調整・書類処理をこなし、実務家としておおいに名をあげたのではあるまいか。
「昨年7月の参院選の開票作業で白紙投票を「水増し」したとして、高松地検は25日、高松市選挙管理委員会の事務局長だった山地利文容疑者(59)ら市職員2人と元職員1人を公職選挙法違反(投票増減)の疑いで逮捕し、発表した」
「地検によると、3人は昨年7月21~22両日、市内の体育館で参院選比例区の開票作業をした際、パソコンで集計入力済みの白紙投票の用紙を、再び集計入力担当者に渡して再入力させるなどして、白紙投票を約300票増やした疑いがある」
「比例区で当選した自民党の衛藤晟一参院議員の得票が高松市で0票だったことから、「投票した」とする支援者らが市選管に再点検を要請」
衛藤氏(自民)に投票された票がいつの間にか無効にされてしまったという。
「山地容疑者は「不自然だと思う」としながら再点検はせず、「原因は特定できない」と説明していた」
官僚的対応として、まあありえなくはない。いややっちゃった当人が言うのはどうかと思うが。
結果として、自民党候補者に不利な(不可思議な)「対応」がなされたものの自民党候補が勝利していて―これが地検側の言うとおり、あきらかな「操作」なのなら、『んで、何がしたかったんだ君は』ではある。
なんにせよ、容疑者らの政治的背景等々は問われることになろう。
選挙管理人が、自分の政治的思想によって票を左右するなどというのは、選挙による民主主義に対する重大な攻撃だからだ。
現時点では、そーいう容疑がある、と言って済ましておくのが上品だと思うのだけど…
「市選管の東原博志事務局長は「開票数と投票数が合わなかったのを白票で調整したのでは」との見方を示した」
この発言は別種の問題があるだろ、おい。
開票数と投票数が合わなかった場合、計算しなおししないか、普通。
我々でいうと、入試の採点で、同じひとつの答案に対してさしあたり3回とか採点して、点数計算して、合わなかったら差し戻しとかするわけだが。で、さらに人を代えて(別の日とかに)再点検したりするんだけど。
にもかかわらず、”数があわないっぽいから白票があったことにしようよー”という対応をしたんでは、と発言するのは、普段からそーいう対応をしているという疑いを生ぜしめる。
この場合、”どこかでミスして、どうしても3票、行方不明です―しかし選挙自体の結果を左右しないものと確信します”と発表して、責任者が処罰を受ける…と発表すべきものではあるまいか。
「ある政党の狂信者が敵対党派にテロを行った」ならば、その当の数名を、イレギュラーなばか者、犯罪者として処断してしまえばよい。それなら”われわれ”みんなの誠実さによって成り立っている”われわれ”の世界(という幻想)は守られる。
ところが”いや、いちいち言わなかっただけで、わりとてきとーに処理してたんだけど”と示唆するような「「開票数と投票数が合わなかったのを白票で調整したのでは」との見方」は、システムに対する一般的な不信を呼ぶ。
以下、別件:
「片方が悪い」から「もう片方は完全無欠に正しい」を導出するのって最近一部セクターの人たちのあいだで流行してるのかね。
RT @a1675ka 批判・中傷する輩が悪いに決まっているじゃないの。頭の中にゴミでも詰まっているんじゃないの?
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2014, 6月 22
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日刊スポーツ 鈴木都議の事務所に生卵20個投げ付け 2014年6月24日1時5分(共同)
「東京都議会で女性議員にセクハラやじを飛ばした自民党の鈴木章浩都議(51)の東京都大田区の事務所に、生卵約20個が投げ付けられていたことが23日、警視庁大森署への取材で分かった」
これは「私刑」というんだろう。
品のない不規則行動がとがめられたわけだから、この卵投げのひとも当然とがめられるべきということに。
「23日午後8時すぎに通り掛かったタクシーの男性運転手(54)は「60歳ぐらいの男が怒ったような表情で、何かをわめきながらパックから1個ずつ生卵を取り出して投げ付けていた」と証言した。客を乗せており、そのまま通り過ぎたという」
福島民報 やじの鈴木都議の事務所に生卵 2014/06/24 00:41
「24日未明、事務所の壁には多数の生卵がぶつけられた跡を確認。高さ約2メートル、幅5~6メートルにわたり入り口や壁が黄色く染まり、地面には殻が散らばっていた」
こちら、わりと大判の写真つき。
読売TV 「私が卵を投げつけた」50代男性事情聴取 06/24 14:02
「警視庁によると、24日未明、鈴木議員の事務所の近くにある交番の警察官が50代の男性に職務質問したところ、「私が卵を投げつけた」と話したという。」
一応自分から名乗り出たぶんだけ、鈴木氏のほうが潔いという評価になるか。
まー、戦線が広がりすぎて収拾付かなくなっている気がしないでもない。塩村氏は過去の”悪行”をさらされて、せっかく集めた支持もいささか傷がついた。思うに、この件で最も実入りがよかったのは「姐さん」ではあるまいか。変に表にたって槍玉にあげられることなく、しかし塩村氏を表にたてて、自分は諸種の連絡調整・書類処理をこなし、実務家としておおいに名をあげたのではあるまいか。
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