マリ南西部,イスラミスト支配地域外で61歳のフランス国籍の老人が誘拐された:
BBC French citizen kidnapped in Mali 21 November 2012
火曜,武装した男たちが,この61歳の男性がカフェに立ち寄ったところを襲撃したそう。正確な現場情報については,この記事時点では錯綜しており,不明。モーリタニア国境近くであることは確実ながら,フランス外相Laurent Fabius氏によればNioroで,マリ警察筋によれば,よりBamakoに近いDiemaであるという。他方,。モーリタニア国政放送によればKayesなる町の近くだという。
フランス大統領Francois Hollandeとしては「我々は我が市民を見つけ出すためにあらゆることをするであろう」とするわけだ。なお既にほかに6名が捕われており,「イスラミック・マグレブのアルカイダal-Qaeda in the Islamic Maghreb」の手にあるという。
…まあ,そりゃあフランスは介入賛成に回るよねえ。
…で,最近はこのように西アフリカも情報収集対象に入れつつあるが,そーするとフランス語ができないのは大いにハンディキャップでありますね。
Guardian Seventh French citizen kidnapped in Mali 21 November 2012
単独行の旅行者が,過激派イスラミスト支配地域からはるか離れた「マリで最も安全な道路」上にあるカフェに立ち寄っただけなのに―と冒頭で煽る。
さて,マリ警察筋は,自分の発言が公的なものにならないよう匿名で喋るのだが―この被害者は「パーソナル・バス」で旅行中だったという。荷物はバスのなかに残されていたという(物取りの犯行に見せかけることさえしていないわけだ)。さらに「これはマリで最も安全な道路だったんだが。しかし不幸にして今日では,マリで安全なところはないのだ」。
フランス外務相としては,フランス国民にこの地域を旅しないよう警告し,一方でバマコ政府とともに解放のため最大限のことを行うと強調する―。
…マリ・セネガル・モーリタニアをつなぐ道路だそうで,幹線道路ですねえ。この彼は,モーリタニアからマリに入ったところをやられたそうですが:
Reuters French citizen kidnapped in Mali -security source By Laurent Prieur 21 November 2012
その個人名については,西欧のメディアは慎み深く挙げていないようですが:
Aljazeera French man kidnapped in southwest Mali 22 Nov 2012
アルジャジーラは個人名を挙げている。ポルトガル出身のフランス国籍だという。
このメモ作成時点で上掲記事より新しいDaily Nationは今少し詳しく―
Daily Nation Islamists kidnap Frenchman in Mali 22 Nov 2012
…いや何でマリで誘拐されたフランス人の情報をケニアの新聞から得ているのかというのは不思議に思うけど。
被害者のミドルネームまでわかったりする。アルジャジーラソースとやや違っているが,姓はLealで良いのでしょう。なおAFP由来というが,MUjao(the Movement for Oneness and Jihad in West Africa)の指導者Abdoul Hicham氏のコメントが載っており,こうだ:「神の祝福によって,聖戦士はフランス人を捕えている。その国はムスリムに敵対する軍隊を導こうとしているのだが」。
上掲Daily Nationの二頁目には,先月,AQIMの指導者Yahya Abou El Hamameが人質の家族に声明した内容が上がっている。イスラミストを軍事力をもってマリ北部から追放しようとするいかなる努力も人質の命を危険に曝すであろうと,「私は人質の家族に言おうと思う。ホランド氏によってあからさまになされた戦争という選択は,必然的に,彼(ホランド)がフランス人人質の死刑執行書にサインしたことを意味するのだと」。
…「(自分の)信教の自由と(自分たちの)独立(だけ)のために戦う聖戦士」のこーゆー姿も,一面の真実なので,それなりに認識すべきではあるよなーとか。
BBC French citizen kidnapped in Mali 21 November 2012
火曜,武装した男たちが,この61歳の男性がカフェに立ち寄ったところを襲撃したそう。正確な現場情報については,この記事時点では錯綜しており,不明。モーリタニア国境近くであることは確実ながら,フランス外相Laurent Fabius氏によればNioroで,マリ警察筋によれば,よりBamakoに近いDiemaであるという。他方,。モーリタニア国政放送によればKayesなる町の近くだという。
フランス大統領Francois Hollandeとしては「我々は我が市民を見つけ出すためにあらゆることをするであろう」とするわけだ。なお既にほかに6名が捕われており,「イスラミック・マグレブのアルカイダal-Qaeda in the Islamic Maghreb」の手にあるという。
…まあ,そりゃあフランスは介入賛成に回るよねえ。
…で,最近はこのように西アフリカも情報収集対象に入れつつあるが,そーするとフランス語ができないのは大いにハンディキャップでありますね。
Guardian Seventh French citizen kidnapped in Mali 21 November 2012
単独行の旅行者が,過激派イスラミスト支配地域からはるか離れた「マリで最も安全な道路」上にあるカフェに立ち寄っただけなのに―と冒頭で煽る。
さて,マリ警察筋は,自分の発言が公的なものにならないよう匿名で喋るのだが―この被害者は「パーソナル・バス」で旅行中だったという。荷物はバスのなかに残されていたという(物取りの犯行に見せかけることさえしていないわけだ)。さらに「これはマリで最も安全な道路だったんだが。しかし不幸にして今日では,マリで安全なところはないのだ」。
フランス外務相としては,フランス国民にこの地域を旅しないよう警告し,一方でバマコ政府とともに解放のため最大限のことを行うと強調する―。
…マリ・セネガル・モーリタニアをつなぐ道路だそうで,幹線道路ですねえ。この彼は,モーリタニアからマリに入ったところをやられたそうですが:
Reuters French citizen kidnapped in Mali -security source By Laurent Prieur 21 November 2012
その個人名については,西欧のメディアは慎み深く挙げていないようですが:
Aljazeera French man kidnapped in southwest Mali 22 Nov 2012
アルジャジーラは個人名を挙げている。ポルトガル出身のフランス国籍だという。
このメモ作成時点で上掲記事より新しいDaily Nationは今少し詳しく―
Daily Nation Islamists kidnap Frenchman in Mali 22 Nov 2012
…いや何でマリで誘拐されたフランス人の情報をケニアの新聞から得ているのかというのは不思議に思うけど。
被害者のミドルネームまでわかったりする。アルジャジーラソースとやや違っているが,姓はLealで良いのでしょう。なおAFP由来というが,MUjao(the Movement for Oneness and Jihad in West Africa)の指導者Abdoul Hicham氏のコメントが載っており,こうだ:「神の祝福によって,聖戦士はフランス人を捕えている。その国はムスリムに敵対する軍隊を導こうとしているのだが」。
上掲Daily Nationの二頁目には,先月,AQIMの指導者Yahya Abou El Hamameが人質の家族に声明した内容が上がっている。イスラミストを軍事力をもってマリ北部から追放しようとするいかなる努力も人質の命を危険に曝すであろうと,「私は人質の家族に言おうと思う。ホランド氏によってあからさまになされた戦争という選択は,必然的に,彼(ホランド)がフランス人人質の死刑執行書にサインしたことを意味するのだと」。
…「(自分の)信教の自由と(自分たちの)独立(だけ)のために戦う聖戦士」のこーゆー姿も,一面の真実なので,それなりに認識すべきではあるよなーとか。
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