空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

危機は実に地味に日常を蝕み

2017-12-30 13:34:22 | ノート
神戸新聞 山口組が餅つき、地元住民の参加も 県警が警戒 2017/12/28 15:47

指定暴力団山口組が神戸市灘区の総本部で餅つき行事を開いたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。全国の直系組長や組員の家族らも集まり、兵庫県警が情報収集と警戒に当たった

複数の地元住民も餅をもらいに訪れた。近くに住む女性は「餅をもらうことは悪いとは思っていない。私は被害を受けたことがないから」などと話した

 こうやって親しみを増していって、もし一時有事あればあんなことの片棒を…と想像をたくましくするのも一案かとは。しかし日本のヤクザ屋さんが、マジモンの奴隷商売(※100人単位をデイリー任務とする)できるとも、なかなか信じがたいが。そもそも国内では捌けないだろうし。もちろん「有事」が長引けばべつで、だからこそもしコトがあってもできるだけ短く…と思う。

 ときにヤクザ屋さんといえば「指詰め」などが代名詞の如くいわれるが:
 


 …ほんもののヤクザ屋さんが言ったら即座にアウトで警察案件じゃないかな、これ。
 ヤクザ屋稼業は、すくなくとも表面上はむっちゃ法の網をかぶせられており、日常的な場面では警察権力・国家権力と正面衝突しない。裏ではわからんが。そして、表向きは「フツー」であるよう成型されて、私的な暴力装置としての機能の発動はそれなりに抑制的と評価できるだろう。彼らの暴力・実力行使は、そもそもイケナイこと、ダメなこと、即座に警察案件、とすくなくとも公的な場面では合意されている。

 その点、日本の危機は地味に日常的になりつつある場面があり―”市民団体”が私的な検問を実施してよいという状況が一部で展開していたり。地味にヤバげ:



 私的な警察権行使を認めてよいか、とか抽象化するより分りやすい。



 ちなみに




 これはうまい突っ込み。





 当然、「反動主義者」である。我々人民は、かのような反動主義者に対して団結し、抵抗しなければならない、と私は思う側。

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