向田邦子が言っていたが、男たちが酒場で争いになるとビールの大瓶を割って凶器にした、大瓶でないと様にならない、ってこれ今の時代で考えたらヤバさしか感じられないが、まあこんなもんだったんだよなと。暴力の身近さは時代を経るにつれ本当に変わったと思う
— 高城悠紀 (@yannyanya) 2019年8月30日
学生紛争の時ジュラルミンの盾で容赦なく学生をぶん殴って排除していた、という記述を読むと「触らないで!セクハラよ!」なんぞとほざいて若い女性の身体を盾にする行為は、向こうが本格的に排除しないと甘えた行為にしか見えない。相手はそこまでしないという信頼に基づいた座り込みって何なんだろう
— 高城悠紀 (@yannyanya) 2019年8月30日
という見方があり、一定の同意を得られるだろう。
だけれど、抗議行動・座り込みだとか、それは対抗側との一定の(暗黙のをふくむ)合意に基づく行為であり、ある種の非言語的な会話であり、そう考えると…歴史上の例を参照したりしたくなる。
例えば「マハトマ」ガンジーならどうだろう。非暴力だといって断食行をやったりした。それが英国政府に通用したのは相手が(お行儀の良い)英国政府だからである、だからガンジーには覚悟が無い、とかいうのはかなーり難だろう。
いやほら、スターリン時代のソ連とかだと、なんというか、その…な対応になるかもしれないし、ナチス時代のドイツなら霧の深い夜が危ないよねーとか。
ポルポト時代のカンボジアなら断食行なんかわざわざしなくても反抗勢力根こそぎ餓死できるぜ!とかになりそうだし、李承晩指導時の韓国だったら塩の行進が死の行進になるだけだぜ!とか(いやさすがに戦時だが)、でなければ白骨団の素晴らしい飛び蹴りで吹っ飛ばされるか愛国機動団による「歓迎会」が開催されるとか…。
…という対応を予定していなかったガンジーは覚悟未完了だったと、作文しようと思えばできちゃうので。
当局との一定の共通認識を前提に、お互い境界線をおっかなびっくりにさぐるというのがこういうデモなり反政府行動なりの通常の姿かなあ、とも思われる。
だがまあ、セクハラなんぞと言うかなーり新しい・物理的暴力の強度は非常に低いところまで降りてくると―
そのような信頼を相手に対し持てるなら対話も可能なはず。そこでこの形式化した座り込みという行為が浮いて見える。パフォーマンスでしかないのかと
— 高城悠紀 (@yannyanya) 2019年8月30日
という評価になっちゃうかな。
この伝統芸じみた行動に後味の悪いものを感じるのは、あるいは指導者の不徹底・論理的矛盾に否定的評価がでるのは―
沖縄合宿2日目の昨日は #辺野古 へ。ゲート前で、希望する女の子たちと座り込みに参加。写真は強制排除の様子。「若い女性を触らないで!」「セクハラだよ!」と抗議の声がたくさんあがりましたが、女の子たちも私も体を触られて、椅子ごと引きずられ、肩を掴まれたり、背中を押されて排除されました。 pic.twitter.com/Ol8V0as7KK
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) 2019年8月29日
この辺、ということになるだろう。女の子の体に同意なく触る権利を絶対的に否定しようと言う運動家であるはずが、ことの成り行き上、接触が不可避であるような現場にその護るべき女の子を動員するという矛盾。
以前に言った事がある。「子供を守れと言う人間こそが、最前線に立たせ、盾にし、その後ろに隠れる」と。この女性は以前「女性を守れ」と叫んでた。しかしその実態は、女性を最前線に送り盾とし、セクハラを悪用する女性の敵だ。大体「若い」って何だ? 年配なら良いのか? 年齢で女性差別するのか? https://t.co/N9aVSXRpWE
— 衛生兵 (@combatmedic) 2019年8月29日
以前、国会を封鎖するのに女性議員(そこそこ高齢)を動員して、介入した警備に「セクハラよぉ!」とやらかしたことがあったので(のちに女性警備員を動員された)、そうした一連の政治勢力の一員としてなら年齢差別はない、ただその時々に応じてギャラリーにうけそうな言葉を選んでいるだけだ、とはいえる。
が、ともかく、根本的には
こういう「性の道具化」に何も言わないからフェミは信用出来ないんだよ。 https://t.co/Lokck5oaiw
— Katana Edge@中2超美少女 (cv: 広河太一郎) (@amiga2500) 2019年8月29日
人間の道具化に反対せざるを得ない。そうして
しかもこれって若い女性に、例えば同世代の男性にはない、特別な価値があることを肯定しちゃってるから、ほんとめちゃくちゃなんだよな。
— rionaoki (@rionaoki) 2019年8月29日
ある意味、女性は女性であることで恵まれているということも意味するわけで、他の主張との整合性が全然取れないんだよね。まあ、それ自体は事実なので、整合性を取ろうとすると他の主張が誤謬ということになってしまうから認められないわけだけど、それをあっさり認めちゃってるのと同じ。
— rionaoki (@rionaoki) 2019年8月29日
という評価になる。
これをセクハラって言うのは一番やっちゃいけないだろ。
— nick (@gasnickj) 2019年8月29日
「若い女性を触らないで!」とか最悪だよ。
性差別とかジェンダー論に泥かける行為だこれ。
ちょっとがっかりどころの話じゃない。今回ばかりは幻滅しました。
所詮活動家か。身内の論理優先か。
最低だよ。本当に。 https://t.co/buy1ak5sVY
私は理論家属性が強いので、こういう評価に組することになる。
昨年ぐらいからcolabo仁藤夢乃は自身の活動が共産党のスカウトや沖縄の反基地工作に繋げていることを隠さなくなった。何より酷いのが女の子を守るはずの仁藤夢乃が女の子を盾にした妨害工作を行なっていること。私たちは買われたとは何なのか? pic.twitter.com/fkAemvyHb9
— やん (@skd7) 2019年8月29日
金で買われるのがイヤだからイデオロギーに買われたんでしょう。何にどういう価値を見出すかはともかく、自分をできるだけ高く買わせたいというのはもっともな動機です。このまま頑張れば地方議員なり国会議員なりへの道さえ見えてくる可能性もないではないわけで、個人の戦略としてはまあまあでしょう。
本来護るべきと位置づけられていたはずの女の子たちを組織に売り払って実現する立身出世と言うのも、人間としてどうかと思いますが。
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