空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Maria De Coppiの名を聞いて、僅かの間でも記憶するのはきっと正義に適うこと

2022-09-14 22:48:55 | Newsメモ
 モザンビーク北部。イタリア人尼僧Maria De Coppiがjihadistたちに虐殺される。

BBC Italian nun killed in Mozambique jihadist attack 7 Sep 2022 By Jose Tembe

An Italian nun has been killed during a suspected jihadist attack in northern Mozambique in which a church, a hospital and two schools were destroyed.

The Comboni Missionaries said Maria De Coppi, 84, who had been in the country for nearly 60 years, was shot in the head during the attack in the city of Chipene in Nampula province.


 84歳の婆さんだ。思想信条はともかく、もはやその辺で自然死させて構わないだろうに―とは思うのだが。しかも60年も地元で活動していた人だろう。

The Comboni sisters said two other nuns, one Italian and one Spanish, had escaped to hide in the forest with a group of young girls.

 なお、同僚尼僧2名や若い娘たちの一団は無事。つまりこの84歳の婆さんは囮の役目を見事に果たしおおせたことになる。

 これを勇者と言わずしてなんというか、という死である。無論、ひとは勇者英雄とならずにその辺で老衰して死ぬ方が正しいことだと思うが、それはそれとしてMaria De Coppiの死に、貴様が逃げ遅れたのは一点曇りがあるが、同僚・被護者たちを逃げおおせたことは称賛しよう、と敬意を抱くのは宜しいことだろう。
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