空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

インド人への襲撃事件:ドイツ

2007-08-22 20:34:49 | Newsメモ
 日本とドイツはとりわけ1980年代以後違う道を辿ったようですがそれは何故か云々というテーマの,講演会を知らせる張り紙を見る毎日です(挨拶)。

 こんな枕詞なのも,こんな事件のニュースを見たからで:

BBC news, Europe Germans probe assault on Indians 21 August 2007

 事情はわかりませんが,起こったことは:
 8人のインド人が50人ほどのドイツ人に追い回され,暴行を受け全員負傷。インド人らは警察の救助まで,ピザ屋さんに逃げ込む。この際,「外人でてけ!」などという,差別的発言が聞かれる。ほかに襲撃者4人,警官2名が負傷。旧東独地域の小さな町,Muegelnでの出来事。

 ドイツの国外イメージを傷つけかねない事件というわけです。
 そこで「日本 襲撃 外国人」でgoogle先生にお伺いをたてると…この事件が2chに捕捉されているのに出くわしたりしましたが(2007年8月22日現在)…日本人が集団で外国人を襲撃,という記事を探すのは難しそう。というか聞かない。日本人が外国人に対する,単純な集団暴力行為の主体になる―というのは,少なくとも,非常に捜し難い感があります。日本人同士ではやってますが。

 ともあれ。
 どちらも第二次大戦の侵略側,戦端を切った側で,また負けた側という共通点はありますが,地理的な位置づけが違いますから,そりゃあ違う道を辿らざるをえないでしょうね。

 ドイツは敵国と陸地で接してましたし。極東の場合,敵国と陸上でというのは,朝鮮半島の話ですし。

 で,冷戦が終わってみれば,(統一)ドイツは結局非常な戦略的縦深を得ることになった。日本は冷戦時代とかわらない。

 同じ道は辿りようがないなぁと思ったりします。まぁ,単に地理的政治的な位置を見ただけのことですが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 洪水が穀倉地帯を襲う:ソマリア | トップ | プントランドの石油開発を巡... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事