LRA，CARに転進の可能性？

　新春あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

　さてさっそくお目出度くない，『アフリカは新年も通常運転だぜ』的お話のメモ：
BBC Christmas massacres 'killed 400' 30 Dec 2008

　去年末の記事。LRAがDRコンゴ国境あたりの村の教会で大虐殺やってたと言う話（28日からの記事あり），流石に日本語でも流れていたようですが（ex. 時事 ウガンダ武装勢力が４８０人虐殺か＝コンゴ 2008/12/30-21:38），そのLRAは中央アフリカ共和国さして落ち延びるのでは，という懸念が：

BBC Rebels 'advancing towards CAR' 1 Jan 2009

　CARは国境警備を強化する―っても，満足な警備ができるわけもありませんしねー。

　女は裸に剥かれたうえ殺害，分解。子供は誘拐され，生き残ったのはブッシュやなんかに隠れえた若者ばかり。生き残りのうち一部は唇をLRAの兵士に切り裂かれており，手当てをうけた。―LRAについて悪口をいえなくするため，であり，彼らとしては大いなる自制心を発揮し，極めて寛大な処置をしたというところでしょうか。略奪品を運ぶための人足として使用することさえしなかったわけですから（「ウガンダの反乱軍は中央アフリカ共和国で乱暴狼藉」）。

　詳しくは記事を参照。しかしほんとに，500人ほどの民間人が武装勢力に虐殺され，その武装勢力を追って3カ国（地域）もの有志連合が協同軍事行動を行っているにも関わらず，日本語記事は大分薄いようで…コンゴとイスラエルとの人命の重みの違いに，やっぱり世界は通常運転だぜ，と思う私でしたり。

　そーねー。LRAが2万人ばかしも虐殺したら，日本語メディアももうちょっと反応するかしらねぇ。

　そんなわけで，今年もニュースの備忘録継続。