空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

シリアの子供たちは狙撃手に殺害されもする

2013-11-24 17:13:55 | Newsメモ
 この3年ほどで1万1千名以上の子供たちが死亡したと考えられるが,そのうち数百名は狙撃手の手になるものだという:

BBC Syria conflict: Children 'targeted by snipers' 24 November 2013 Last updated at 00:11 GMT

 集団殺害(のモノのついで)とか虐待,(たまたま)砲火の中に捉えられて,というのは分りやすい。最大の死亡原因はもちろん爆弾や迫撃砲などが彼らの家屋近くで爆発し・着弾して…というものではある。

 しかし,ときどき,狙われて殺害されもするのだという。

 ―まあ理由は分りやすいといえば分りやすい。シリアからの避難民の半分ほどは子供なのだという。そして,(特に13歳から17歳に集中するが)男の子のほうが女の子の二倍くらい死にやすいのだという。

 つまり,戦闘要員・爆弾要員だと思われて,それで狙い撃ちにされたと考えるべきなのだろう。

 なので,当該地域の戦闘員たちに,いかに民間人への被害を低減するかという教育を施すべき―という提言は,されたらされたで,逆用・悪用されるのが目に見えているなあと。

 この記事のもとになっている報告によれば,考慮された17歳以下の死亡のケースは11,420名。389名は狙撃手のライフルによると。
 764名は集団処刑の犠牲であり,幼児をふくむ100名以上が虐待拷問で死亡。

 特に事例の多いのはアレッポで,2223名。

 なんで一桁目まで明らかかと言うと,犠牲者の名前等が確定できる件のみに調査対象を限定したからとか。なお,当然,そういう情報にアクセスできる地域のみしか調査対象に出来ない理屈で,実数がどうかは誰にも分らない理屈だ。


 …まあなんというか,ソマリアよりは世界のみんなの目が行き届いていて,これはまだしもよいことなんだろうかとかふと感じはした。最低限の抑止力にならないこともないかもしれない,と思えないことはないから。

 でも明らかにシリアのほうが武器の性能が上だしなあ。

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