知多半島伊勢湾沿いを走る国道247号線。美浜町から南知多町へ、青い海原を横目に見ながらのドライブは快適そのもの、そうしてその時々に足を止める光景に出会います。
歩いている訳ではないので「車を停める」が正解なのですが(笑)、たまにご亭主殿が気をきかせて車を停めてほんの数分の散策をさせてくれるのです。もちろんそれにはご当地マンホールを探すという大義名分もあるのですが(笑)
特別な建物でなくてもその気になれば「面白い」はそこかしこにあるもので、特に看板的な役割を果たしているモノは発想のユニークさも手伝って目が離せません。大きな建物の屋根の上・・鯱が乗っているのかと思ったら、何とピチピチ跳ねる立派な「鯛」。
伊勢湾に面する海の宿「魚友」さん。天然温泉かけ流しの温泉と伊勢湾の海の幸が自慢だそうです。
マンホールと神社と名所旧跡以外には興味ないのかと思われがちですが、とんでもない!(笑)日常の中にふつうに存在するモノだって、初めて目にする者には特別に映るもの。
とか言いつつ、小高い山の中腹に「神社」と書かれた文字を見つけてしまうあたり、やっぱり根っからの神社好きなのかも。
ほんのしばし立ち止まって大きく深呼吸。瀬戸内沿いの小さな漁村で育った私にとって「潮のにおい」はいつでも懐かしく、父母の面影を蘇らせてくれます。
気持ちの良いドライブ日和に気持ちもウキウキ。おや、行く手に何とも立派な鯛・・の看板
ここは南知多町豊浜相筆にある「豊浜漁協・魚ひろば」。駐車場には凄い数の観光バスが乗り入れられており、館内も沢山の人で溢れています。
「えびせん製造直売所」。南知多のえびせんは結構有名で、出先で見つけるとついつい大人買いをしてしまうのですが・・この後の予定に「えびせんの里」が入っている・・にも関わらずやっぱり買ってしまいました(^^;)
香ばしい油のにおいに誘われた先は地元の鮮魚を使って製造された揚げたての練り物。一枚の大きさにビックリです。
温かいうちにと言う事で建物の裏に広がる波止場でおやつタイム。おやつと呼ぶには結構なボリュームですが、御亭主殿は「いいだこの大玉」をペロリと完食。残った私の「えび一本揚げ」も(許可なく)平らげてくれました。
結局ここまで来ても南知多町のご当地マンホールは発見できず。「峠の地蔵さん」の幟に心惹かれながらも横目に見送り・・・
師崎港のフェリー乗り場を左に観ながら羽豆岬まで来ました。海に面して建つ羽豆神社の大鳥居が私を手招きしています。
本当は「羽豆神社」に参拝を予定していたのですが、車で上まではいけないと分かり諦める事に。まさかこんなに急な参道だと思っていなくて・・下調べが不十分だとこういう残念な結果になります。
伊勢湾を行くのは多分・・漁船。帆柱を立てている漁船は私にはちょっと珍しい景色。
ここから引き返すような形で美浜町の内陸部へと向います。美浜町古池桝池、広大な畑地帯の中に忽然と(笑)現れた「つくだ煮街道」の建物。
試食を勧められて食べちゃうと・・やっぱり買ってしまいますよね。しかもそれが美味しいとなると、ついあれもこれもとなって・・・いやはやどうも、申し訳ありません(笑)
そのまま南知多道路を上に見るようなコースで美浜町北方吉田流にある「えびせんの里」へ。
ついつい手にする「おせんべい」の数々。とうとうご亭主殿からストップが出てしまいました。幾ら今日が車泊の最終日とは言え、一体そんなに買い込んでどうするんだと(^^;)・・まぁ半分はお土産ですが・・残りは私の・・・
と言う事でお買い物は切り上げて、今度はえびせんの里に併設された「花の里・ハーツガーデン」へ
お腹に美味しい「えびせんべい」を食べた後は、心に美味しい花の香を!ですね(*^^*)
続いて立ち寄ったのは美浜町上野間中新田にある「ジョイフルファーム 鵜の池」。産地直売コーナーでおいしそうなお野菜を購入。又しても荷物を増やしてしまったと笑うご亭主殿、そんな事言うと食べさせてあげませんからね!!
そこから武豊町冨貴森南に鎮座される「縣神社」に参拝し、次の目的地に向かう途中、蔦に覆われた建物の屋根の上に不思議な何かを発見。
目一杯のズームで、どうやらお坊様の後姿と判明しましたが、何故屋根の上に????未だ謎のままです(^^;)
武豊町川脇に鎮座される「堀田稲荷神社」、上ケに鎮座される「武雄神社」。半田市宮本町に鎮座される「成石神社」への参拝を終えて午後六時半にやっと帰路に。目に染みるような夕焼けに向かって・・・八泊九日の愛知県の車泊旅は終了です。
訪問日:20年9月25日