旧邇摩郡温泉津町(ゆのつちょう)島根県の中央部に位置し、日本海に面した町です。町名は温泉のある港という意味で難読地名の一つ。石見銀山の積み出し港として栄え、また北前船の風待ち港としての重要な拠点であった温泉津沖泊。今も温泉津沖泊の集落には、当時の繁栄を物語るさまざまなモノたちが静かに歴史を伝えています。「町の木:ケヤキ」「町の花:水仙」を制定。
「温泉津:元湯温泉」
明治22年(1889)、町村制の施行により邇摩郡温泉津村・井田村・福波村・湯里村が発足。
1903年、温泉津村が町制を施行、邇摩郡温泉津町となる。
1954年、邇摩郡井田村、福波村、湯里村と合併、改めて温泉津町が発足。
2005年、大田市・仁摩町と合併、大田市温泉津となりました。
マンホールには、日本海の荒波をわけて進む「北前舟」が描かれています。
昭和29年年(1954)7月3日制定の町章は「「ゆ」を輪上にして図案化したもの」
温泉津湾の岸壁には、寄港した船の艫綱を結ぶために、岩礁に穴をあけた鼻ぐり岩が多く見られたと伝えられる。
撮影日:2011年5月15日&2013年5月23日
明日は旧温泉津町域に残された、石州左官の「鏝絵」を紹介します。