焼津市焼津に鎮座される式内社「焼津(やいづ)神社」、式内社で、旧社格は県社。旧称を「入江大明神(いりえだいみょうじん)」と称します。
主祭神は、第12代景行天皇の皇子『日本武尊(やまとたけるのみこと)』。相殿神として、日本武尊の東征に従った従者『吉備武彦命(きびたけひこのみこと)・大伴武日連命(おおとものたけひのむらじのみこと)・七束脛命(ななつかはぎのみこと)』。
社伝に、【景行天皇(第12代)40年7月に日本武尊は東征に際して当地で野火の難を逃れたとし、のち反正天皇(第18代)4年に、日本武尊の功徳を敬って神社が創建されたとする。】
流造の本殿は、今から約400年前の慶長8年(1603)に徳川家康によって建てられたもの。御神体は「火石」と「水石」であると伝えられ、伝承によれば、日本武尊が水石と火石を投げた所、1つがこの社に、もう1つは熱田神宮に落ちたと伝えられています。
参道には、ご祭神である『日本武尊』の像が建立されていますが、私的にはこのお姿と顔は・・・・・何と言うかちょっとばかし微妙。
自称『日本武尊』ファンクラブの「会長」兼、「広報部長」兼、一般会員の私(笑)。 その私が断言しますが、もう少し凛々しく、もっと気高い感じでも良かったのでは!!
銅像と言えば、境内には八咫烏を杖に止まらせた「神武天皇:像」。『大正天皇』即位の御大礼にあわせて、商店街に建てられ「神武通り」の由来となった銅像。戦時中には人々の協力によって供出を免れ、戦後に焼津神社に移されました。
「駿河国式社備考」に焼津神社の元社との説もある「市杵島姫命社」。 御祭神は『市杵島姫命』。
境内社「焼津天満宮」。御祭神は『菅原道真公』。 この画像ではほとんど見えませんが、社殿の隣には「東風吹かば~」の歌碑も建立されています。
さらに、天神さんと言えば、何と言っても神牛さん。撫で牛とも称されており、参拝者の誰からも親しまれる存在。
さらに(笑)天満宮と言えば「筆塚」。流石は学問の神様、三筆の一人とされる『道真公』。
絵馬には、白梅の枝を愛でながら短冊を手にする「文官束帯(ぶんかんそくたい)」姿の『道真公』。
境内には他にも末社や石碑などがありますが、続きは明日に。
参拝日:2016年12月11日