車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

旧帝国奈良博物館本館&旧奈良県物産陳列所&奈良ホテル in 奈良市

2023年04月14日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・奈良県

奈良市登大路町・奈良公園内にある「奈良国立博物館・旧本館(旧帝国奈良博物館 本館)」。設計は、赤坂離宮(迎賓館)などを手がけた宮廷建築家『片山東熊』、施工は『清水満之助』。明治27年(1894)に竣工し、帝国奈良博物館として開館。

フレンチルネサンス高揚期の様式を持った煉瓦造石貼りの建物は、明治中期の代表的遺構として、昭和44年 (1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定。

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奈良公園内にあるもう一つの重要文化財建築「仏教美術資料研究センター」。日本建築史学者として著名な『関野貞氏』の設計により、「奈良県物産陳列所」として明治35年(1902年)竣工。

奈良公園周辺の景観に調和した和風の外観を擁し、東西に設けられた特徴的な屋根は平等院鳳凰堂の様式を、また飛鳥時代以降の様々な日本の古い建築様式を取り入れた構造になっています。

和風に拘った外観とは相対的に、内部は洋風の意匠が取り入れられており、窓はイスラーム建築のモチーフなど、明治時代らしい古今東西、和洋折衷の建築様式が取り入れられています。

春日大社参道沿いから見る美しい外観の建物は、昭和44年(1969年)に国指定重要文化財に指定されました。

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奈良公園の高台、奈良市高畑町にある「奈良ホテル」。設計は「辰野金吾、片岡安」が行い、明治42年(1909)に竣工。木造2階建て和風建築の建物は「関西の迎賓館」として多くの著名人をもてなして来ました。

大正2年(1913)に鉄道院の直営となり、戦後はGHQが接収。その後は「日本交通公社」「都ホテル」と経営母体が変わり、昭和58年(1983)に「奈良ホテル」として今に至ります。

皇室関係者を始めとして、宿泊者の多彩な顔ぶれは、まさしく迎賓館の名に相応しいもの。『乃木希典・東条英機・アインシュタイン・エドワード8世・ヘレン・ケラー・ダライ・ラマ14世等々・・・』他にどんな人がと気になる方は、是非ともググって、「ほぉ~」と感心してみてください(*^^*)

奈良市内に残された歴史的建造物、文化財指定の建物も、そうでない物も含めてさらに続きます。

訪問日:2009年10月18日

 

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