旧城崎地区、豊岡市小島海(あま)ノ宮に鎮座される「海(あま)神社」。御祭神は『大綿津見命』。延喜式神名帳にある「海神社(但馬国・城崎郡)」に比定される式内社(名神大社)の論社。
創建は不詳。「天武天皇白鳳3年(674)に絹巻神社の相殿となる。明治3年(1870)別殿に仮遷座し、翌明治4年、現在地に遷座した。明治6年(1873)10月、村社に列し、明治12年(1879)2月、本殿覆を建立する。」
柿葺き・春日造の本殿、お姿は肉眼でかろうじて拝見できましたが、フラッシュ無しで画像に残すには、境内はあまりにも暗すぎます。
本殿覆屋の前より神域を守護されるのは、明治38年(1905)12月建立の出雲丹後系の狛犬さん一対。 こんなに海が近いのに鎮守の森の守りが固いからなのか、剥落の無い綺麗なお姿。
鮮やかな牡丹の台座
こうして並べると、仲良しの二人が何かとっても楽しいことを相談しているように見えて、できれば仲間に加わりたいような雰囲気。
「境内社:金刀比羅社」
境内参道の左手の苔生した一画に鎮座する巨大な岩。式内社調査報告によれば、境内に「鰐岩」と呼ばれる磐座が有るとの事、おそらくこれかと思われます。
また鳥居を潜ってすぐの右手には「耕地開墾の碑」。
県道三号線から見る円山川
参拝日:2010年11月4日