昨日に続いての「防府天満宮」、ゆっくり確実に登って見上げる先に〆鳥居。その先に姿を現すのは、左右に回廊を巡らせた朱塗りの重層楼門。生憎の雨ですが参道の石畳に映り込む楼門の神秘さはまた格別。
とは言え、晩秋の雨は医師から色々と注意されている私には、非常に宜しくありません。せめてレインブーツを用意していれば・・「いや、そういう問題ではない!BYご亭主殿😠」。「怒っても雨は私の所為ではありません!by雨女😥」
とまぁ・・・二度目の防府天満宮は冷たい秋雨の中とあって、画像はどれも陰気で暗い物ばかり。ここはやはり2013年の画像でカバー😊!春の爽やかな空の下。圧倒的な美しさで参拝者を迎える重層楼門は、石段参道の辛さなど軽く吹き飛ばしてくれます。
楼門の先には入母屋造、平入、向拝付、桁行五間、梁間三間の「拝殿」。楼門の煌びやかさからはちょっと想像しがたい落ち着いた佇まい。昭和33年(1958)の建立で幣殿・本殿と共に国登録有形文化財の指定。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、「寛政改元春治二 防府住:郡司木エ充信規・郡司作蔵信之 父子」の刻を持つ、県内の青銅狛犬としては最も古い狛犬さん一対。萩藩七代藩主「毛利重就(しげなり)」は、寛政元年(1789)に焼失した社殿すべてを造営。この時工事を司った「国司就相(くにつかさもとすけ)」等が完成を記念して青銅狛犬を寄進。青銅製の狛犬さんと言うと護国タイプが多いのですが、こちらの狛犬さんは一味も二味も違った顔立ち。特に阿形さんは鋭い牙で敵を襲撃する半魚人のような・・等と思っても口にしてはいけません。相手は神獣様なのです!
県内の青銅狛犬としては最も古く体に見える不自然な色合いは、昭和27年の火災で被害を受けた折、大阪で修復された時の物だそうです。
其の一で紹介した御朱印は、雨に祟られた2015年の参拝時に頂いたもの🙏。濡らさないように随分と気を使いました。この時は雨にも拘らず七五三の参拝者が多かったと記憶しています。
2013年、2015年の楼門を紹介したので、ついでに2017年の楼門。右端に見えているのは「おみくじ販売機」。と言っても自分で所定の場所に50円を入れて好きなおみくじを選ぶのですが・・三人揃って仲良く中吉でした😆
さらに拝殿の前にはこんなに楽しくて賑やかな「鯛みくじ」も登場。流石は日本のおみくじ製造・出荷数の60〜70%シェアを誇る山口県。何気に凄い。
待望の御朱印を頂いてニコニコ顔のJ🐣さん。折角なので私も二度目の御朱印を頂きました。
絵馬は神牛と梅の古木に添えて、十五歳の元服を迎えた道真公に、母君が贈った歌一首【久方の月の桂も折るばかり 家の風をも吹かせてしかな】
(「月の桂も折る」・・漢語「折桂」に由来、官吏登用試験に及第して才名をあげること。)
「客殿」各種の祈願受付はここで行われます。
歴史館前に建立された「LOVE神社の碑」は、市内在住の富山靖夫ご夫婦による奉納。このLOVE神社の石碑と写真を撮ると幸せになれる・・・という噂があるらしい👍
西参道近くに「灯明台」と「神楽殿」。公式HPには「演舞場」と記されています。
西参道、灯明台近くより神域を守護されるのは「安政二乙卯九月吉日」の刻を持つ狛犬さん一対。浪花型のようにも見えるのですが・・どうでしょう。
二年おきに三度も訪問した防府天満宮 😊、明日は西参道近くに建つ「春風楼」を紹介します。
参拝日:2013年4月17日&2015年11月14日&2017年11月30日