車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

『石工・ 川六』 鷲峰(じゅうぼう)神社 in 鳥取市鹿野町

2017年05月07日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・鳥取県

鳥取市鹿野町鷲峯に鎮座される「鷲峰(じゅうぼう)神社」。御祭神は『大己貴命・素戔嗚尊・稲田姫命』。合祀『倉稲魂命・大山祇神』
狭い山道だけども、神社の近くまでは車で行ける筈・・・対向車が来ませんように!!(^^;)

とりあえず随身門の手前まで行けたのは、足元に不安のある私にはとてもあり難い (^▽^)。

隋神門から真っ直ぐ、石段参道の先に拝殿

鳥取県神祇史年表に「孝元五年(前209)、『八千矛神(大己貴命)』が、天羽車大鷲に乗って山に降り立たれたので、この山を鷲峯(じゅうほう)と名付け、八千矛神を祀った。古代には山麓に遥拝所を設けていたが、約1200年前に御冠嶽に御社を建て鎮座された。文保元年(1317)年に中尾崎に社をうつした。この社を「古宮」という。元亀三年(1572)、毛利氏によって社殿が再興されるも慶長九年(1604)、亀井茲矩により焼き払われ消失。その子政矩によって慶長十七年(1612)今の地に再興された。古くから「志加奴神社鷲峰大明神」と称えられたが、明治二年(1869)「志加奴神社」の称号を廃し「鷲峰神社」と改称。」

これまでの神社紹介の順序から言えばまずは社殿関連なのですが、この神社は別格!理由は川六さんの狛犬なのですが、これがまた今まで見てきた狛犬さんからは想像もできない「愛らしさ~💗💗💗」

人懐こそうな顔で参拝者を見つめる阿形さん。ちょっと照れたように視線を逸らす吽形さん。「萬延元年(1860)九月」「北河原住 川六作」の刻。

綺麗に編まれた首輪には、チリリンと涼しい音が聞こえてきそうな鈴が三つ。首輪の下に蓑、胸にはきれいに並べられた柏の葉。お行儀よく揃えられた両足が育ちの良さを感じさせる・・そんな佇まい。

ぽっちゃりと丸っこいお尻、柔らかそうな背中のライン。垂れ下がった大きな耳。確かに、間違いなくこの子たちは育ちの良いお犬様。

丹精込めて編み込まれた尾を上品に立てて・・他に言う事はこれしかない!!「なんてキュート過ぎる後ろ姿~💗」

川六さんの狛犬に興味を持っていろいろと調べて・・何が何でも絶対に外せない狛犬さんとして旅の予定に組み込み、どうぞ天候に恵まれますようにと神頼みしての参拝。物凄くベタな言い方ですが「神様!!有難うございました!」

入母屋造り平入り、唐破風、千鳥破風の重厚な拝殿。拝所には2つの扇形拝み石。

唐破風下に常緑の松の枝間に両翼を広げた鷲。向拝には身をくねらせながら振り返る龍。

木鼻の獏。玉が使われている所為か、悪戯っぽい目がとても可愛い。

ご亭主殿の嬉しそうなこと。あまりにも喜びすぎて私と狛犬さんとのツーショット写真をすっかり忘れた事に気が付いたのは山を下りてから(-_-;)

拝殿内に奉納されていた御神輿

拝殿から見た境内

一帯の景色に溶け込んだ綺麗な手水舎

ちなみに鷲峰神社が鎮座される「鷲峰山」は、高さ比べで勝ったため、大山の神様に天辺を掬い取られてしまったアノ山・・(ーー゛);

参拝日:2012年4月17日

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犬と猫の派閥があれば、間違いなく猫派の私ですが、このお犬様はもう絶対に別格!!(笑)このままミニチュアにして狛犬ファンに提供したら、間違いなく大ヒット商品になります。いかにも「犬」という狛犬は、他の神社でも何体か見かけましたが、他に追従を許さない愛くるしさ。出来る事ならもう一度会いに行きたかった。

 


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