旧気高郡鹿野町(しかのちょう)は鳥取市街からは車で約30分の位置にあり、面積の80%が山林で占められた町です。南の鷲峰山などに水源を持つ河内川を中心に、末用川、水谷川、浜村川流域に小平地が開け、水田畑地となっています。
因幡地方の軍事・交通上の重要拠点として隣国からの侵入など争奪攻防の的となりましたが、鹿野城主・亀井茲矩(かめいこれのり)の登場により平静を得て、その後は城下町、近隣の物産集積地として発展してきました。地域には昭和28年(1953)から開発が始まった鹿野温泉があり、昭和41年(1966)には国民保養温泉地に指定されています。「町の木:椿」「町の花:ゆり」を制定。
旧キャッチフレーズは「四季薫るまち鹿野」
明治22年(1889)、町村制の施行により気多郡鹿野村・勝谷村・小鷲河村が発足。
1896年、郡制の施行により、高草郡・気多郡の区域をもって気高郡が発足。
1899年、鹿野村が町制を施行、気高郡鹿野町となる。
1955年、気高郡小鷲河村・勝谷村と合併、改めて気高郡鹿野町が発足。
2004年、用瀬町・佐治村・河原町・福部村・国府町・青谷町・気高町と共に鳥取市に編入。鳥取市鹿野町となりました。
マンホールには、抽象化された「鷲峰山などの山々」と「町の木:ツバキ」が描かれています。
昭和49年(1974)7月制定の町章は「シカの頭部と「の」を図案化したもの。」合併協議会資料より 町域内frは見つけられませんでした。
鹿野町公式キャラクター『鹿野城主これのり君』。モデルはもちろん『亀井茲矩』公。トップ画像の「鹿野往来交流館 童里夢」では、『これのり君』グッズが色々と販売されています。
「鹿野わったいな祭」のマスコットキャラクター『まつりちゃん』。「わったいな」は、鳥取東部の方言で「すごい」という意味。調べても「これ」という祭りが見つからなかったのは、地域限定のおまつりだからかな?
撮影日:2012年4月17日(これのり君のみ2019年10月6日)
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