出雲市大社町北荒木に鎮座される「北荒木総荒神社」。御祭神は『素盞嗚尊(すさのおのみこと』。大歳神の御子で農耕の神・竃の神である『奥津彦命、奥津姫命』を配祀。
案内に【貞享4年(1687)、大梶七兵衛から松江藩に当地の守護神として神社創立の願いが出され、許可を得て建立されたものである。】
ちなみにその年は稀代の悪法「生類憐みの令」が出された年。出雲市大社町に鎮座される神社紹介はこの一社でラスト。つい余計な情報も追加されていきます(笑)
鳥居と拝殿の間にあって神域を守護されるのは、まだ新しい来待石の出雲丹後狛犬さん。 1998年10月の建立ですが、出雲丹後の姿をきちんと伝えていることに感動!!。とっても!良い表情(*´꒳`*)
境内に奉納されているのは、秋の例大祭「龍蛇の山上り神事」に奉納された「荒神様の龍蛇」。毎年10月10日に、農業の神様、子安、安産の神として「山の神」を信奉し、龍蛇が奉納されます。
ところで御祭神である『素盞嗚(すさのお)』ですが、彼は『伊奘諾尊』の御子で『天照』の弟神。 『天照』といえば、出雲の国を『大国主』から取り上げた張本人、いわば侵略者の弟。ところが出雲系神話では『素盞嗚』は『大国主』と共に、出雲系の神々の始祖とされています。 国を取り上げた『天照』よりも、彼女に乱暴して追放された『素盞嗚』の方により親近感を感じたのでしょうか(笑)
何と言っても、人々を苦しめた「八岐大蛇」を退治し、出雲の姫さんと結婚して、日本で初めての和歌も詠んだ方ですからね~(〃∇〃)
参拝日:2011年5月17日
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