車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

多度大社~Ⅱ~ in 三重県桑名市多度町

2018年03月04日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・三重県

昨日に続いての多度大社、今日は境内にあまた鎮座される末社、その他の建造物を紹介をします。

境内正面に「末社:鉾立(ほこたて) 社」。御祭神 は本宮の御子神とされる『天久之比命(あめのくしひのみこと)』。本宮の御子神ながら、何故か両宮からはかなり離れた位置で境内に向かって鎮座されています。鳥居は、神と人との結界を守るもの。この神もそうした役目を担っているのかもしれません。

一の鳥居を潜ってすぐ正面に「摂社:新宮(しんぐう)社」。 御祭神 『天津彦根命幸魂 (あまつひこねのみことさきみたま)・ 天目一箇命幸魂 (あめのまひとつのみことさきみたま)』。江戸時代になり、多度大社が復興される際、両宮の御祭神は美濃国赤坂山より、まずこの社に還御になられたと伝えられます。

石段参道を登り、境内右手に鎮座される末社「藤波社」。御祭神『建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと) ・大穴牟遅命(おおあなむちのみこと) ・少彦名命(すくなひこなのみこと)』

境内より出迎えてくれる、神馬『錦山』号。100円で人参を購入できるのですが、参拝者が近づくと顔を覗かせ、可愛い仕草でおねだりしてくれます。この可愛さの破壊力と来たら・・大概の人がハートを射抜かれます(笑)

神馬『錦山』号の厩舎の右隣にあるお堂のような建物。公式HPにも記載が無く。無いなら無いで気になるのが人情というもの(-"-)。であちこちさ迷ってみましたが、結局分かりませんでした(笑)

「末社:雨宮(あめのみや) 八幡社」。御祭神は流水を分配する『天之水分神(あめのみくまりのかみ)・ 國之水分神(くにのみくまりのかみ)』。更に『 品陀別命(ほんだわけのみこと)』を配します。

二の鳥居を潜ってすぐの右手に「神楽殿」。境内通路側の入り口が社務所になっており、御朱印はこちらで頂けます。

更に参道を進むと右手に「白馬舎」が見えてきます。ここには古くから伝わる白馬伝説に因んだ白馬が納められています。また馬は非常に歯の丈夫な動物と言うことで、これにあやかった「歯ぎしり除けの豆」が頒布されています。

参道左手に鎮座される「末社:皇子社(おうじしゃ)」。御祭神は天照大神と素戔嗚尊の誓約で生まれた五皇子三女神の、四皇子二女神。『正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)・天之菩卑能命(あめのほひのみこと)・活津彦根命(いくつひこねのみこと)・熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)・多紀理毘賣命(たきりびめのみこと)・多岐津比賣命(たぎつひめのみこと)・』。早口言葉にしたら、絶対に舌を噛む事・・受け合います。

於葺門近くに鎮座される「招魂社」。昭和二十七年サンフランシスコ条約発効後に創立。西南の役以降の国内外の出征、戦歿された『桑名郡:市・員弁郡:市・四日市市・三重郡・岐阜県下出身の御英霊』を奉斎します。

朱塗りの鮮やかな社は「摂社:美御前社(うつくしごぜんしゃ)」。御祭神は『市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)』

古来より、耳・鼻・口の病気や女性特有の病に御加護を下さるとの信仰があるとされます。御前に穴のあいた石をお供えし病気の快癒を願うが良しとされ、いくつもの穴開き石が奉献されています。

大小、色形も様々な穴あき石・・・・探せばあるものなんですね・・

明日は多度祭神事の事・境内に奉納される句碑・石碑などを紹介します。

参拝日:2011年4月9日&2017年3月28日

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御神名一口メモ

『天之水分神(あめのみくまりのかみ)』。「速秋津日子命」と「速秋津比売命」の間に生まれた御子神。分水嶺に祀られ、天から降る水、また河の水を司る神。

『國之水分神(くにのみくまりのかみ)』。同上。大地から湧きだす水、また海の水を司る神。

「幸魂(さきみたま)」は、「一霊四魂(いちれいしこん)」に言う「荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂・奇魂(くしみたま)」の一つ。「幸いをもたらす恵みの魂」と捉えてください。

 
 

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