瀬戸内市邑久町下山田に鎮座される「下山田(しもやまだ)八幡宮」。御祭神は『応神天皇・仲哀天皇・神功皇后』。
由緒「豊前国から天治元年(1124)宇佐八幡を勧請し社殿を創建した。古棟札に 神主大脇神左衛門 奉上棟若宮造立第四度大願主 蔵林坊 西門坊 其時領主河本左衛門進秀勝八幡鎮座天治元年(1124)時天正八庚辰年(1580)九月十八日宗一言一 とあり、往古、習合の時代には彌陀八幡宮とも奉称されていた。」神社庁HP
長い石段を登った先にある随身門。境内には深い緑が影を落とし、照りつける真夏の日差しを柔らかく遮っています。
随身門の内より、左右それぞれの手に剣と弓を握って神域を守護される随身様。これまで多くの随身様を見てきましたが・・・何でしょう?モデルの名前が数人は浮かんできそうな、親近感溢れるおっとりとしたお顔。
随身門を潜った先より神域を守護されるのは、扁平頭とくるくるカールのたてがみが可愛らしい、明治三十九年丙午三月生まれの浪速狛犬さん一対。
随身門からさらに長い石段を登った先に、拝殿が見えてきました。流石に息が上がって暫くは神前に向えません😓
拝殿前より神域を守護されるのは、昭和十年八月建立の狛犬さん一対。石工のお名前は『馬場??』と記されています。やはり扁平頭でくるくるたてがみですが、随身門前の狛犬さんに比べると随分とスマートで、更にロングの巻き毛がかなりお洒落。それを意識した姿勢がまた、お可愛いらしい😊
拝殿木鼻の彫刻は阿吽の龍。上目遣いの玉眼がなんとも個性的で良い表情。
社殿の後ろには更に長い・・長い石段があり、その先に「境内社:天津神社」が鎮座されています。
「天津神社」のご祭神は、それぞれの地域の「天津の神」とされており、こちらでのご祭神が何方なのかは不明。もしかしたら拝殿のどこかに説明があったかもしれませんが、確認できませんでした。
拝殿前より神域を守護されるのは、大きな玉を抱いた、昭和十二年三月吉日建立の広島型玉抱き狛犬さん一対。阿吽の表情や形が違って見えるのは、それぞれ別の石工が生み出したからでしょう。上手く読み取れませんが『船○&三木以和』と二人の名が刻まれています。
参拝日:2011年8月17日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます