瀬戸内市邑久町大窪に鎮座される「大窪(おおくぼ)八幡宮」。御祭神は『仲哀天皇、応神天皇、神功皇后』
由緒「寛永7年(1630)、豊前国宇佐より分霊を勧請。同年、明石城主小笠原忠政、一町二反五畝の黒印領を寄せて以来、累代十五石の黒印領を捧げた。明治7年(1874)、村社に列せらる。」神社庁HPより
御本殿の彫刻は、天上を見上げて咆哮する龍。鋭い刃のような鱗に覆われた体は、御祭神の守護をされるには必要な姿なのかもしれません。
ご亭主殿の大好きな細工瓦が見事な拝殿。こちらは逆巻く波の中から飛び立とうとする龍でしょうか?
神文の丸瓦の上に顎を乗せ、鳥衾の角をつけた鬼も負けじとばかりの迫力で、参拝者を見下ろしています。
その拝殿前より神域を守護されるのは、昭和7年(1932)5月建立の浪速系狛犬さん一対。
たてがみや尾に鋭角が多い割りには、やんちゃ小僧の風貌が何とも可愛く、愛らしい印象さえ与えます。この位置からだと尾っぽが羽のように見える。
「摂社:稲荷神社」と「摂社:天神社」。少し離れた左手の瓦の社は、竃(かまど)の神?
境内右奥に並ぶ「摂社:倉稲神社」は穀物の神。「摂社:牛神社」は牛馬の病気平癒の神とされます。
かってはこの神門のうちにも、神域を守護される随神さまがいたのでしょうか?覗き込んだ訳では有りませんが、外からでは中の様子は全く窺うことが出来ませんでした。
参拝日:2010年3月2日&2020年1月1日
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