大津市京町に鎮座される「天孫(てんそん)神社」。御祭神は『彦火火見尊(ひこほほでのみこと)・ 国常立尊(くにとこたちのみこと)・大名牟遅尊(おおむなちのみこと)・帯中津彦尊(たらしなかつひこのみこと)』。
由緒「奈良時代(西暦782年 延暦年間)に創建され、平安時代(西暦806年 大同3年)10月には近江に行幸された平城天皇が、当社を仮の御所として禊祓いをされました。その後も(平安時代 西暦1190年 建久元年)近江の守護職で崇敬の厚い佐々木定綱により社殿造営され又神供田などを寄付されました。その後大津城が築城された折には、城下の守護神として町衆より崇敬されました。社号の由緒には数々ありますが、一つには近江の国には大変神徳の厚い社がありそれを昔の人々は一宮~四宮と称しました。一宮が建部大社、二宮が日吉大社、三宮が多賀大社そして四宮が天孫神社であります。」公式HPより
御神紋は「鷺(さぎ)丸」。鳩や鶴と同じく、鷺も神のみ使いとされていますが、あまり目にする機会は無いように思います。
境内入ってすぐにある手水舎の吐水龍、存在は珍しくありませんが、こちらの龍に関しては、多分、一度見たら二度と忘れられないインパクト・・口中を真っ赤に塗った龍と言うのは、迫力がありすぎて怖い😱
舞殿の左右より神域を守護されるのは明治20年代建立の狛犬さん一対。台座の文字が摩耗して読みとれず、詳細な建立年は不明。
何しろ「青葉茂れる・・」状態の境内、もっとアップでの画像が欲しかったのですが、これが精一杯😅
狛犬さんの撮影には邪魔いささか障りはありますが、涼やかな緑の葉陰に包まれる御社殿は、また格別の趣があり清々しい。
本殿透かし塀の内より神域を守護されるのは、京都市内でよく見かけるほっぺぷっくり顔の狛犬さん一対。いわゆる「えくぼ」が無い分、顔に迫力があります😅
境内の片隅に置かれていた明治30年2月建立の狛犬さん。かっては拝殿の左右で神域を守護されていたのでしょうが、相方を無くした所為か寂し気😥
でも大丈夫!近くには愉快な仲間もいるし、それなりに楽しく余生を過ごしています😀
参拝日:2010年6月12日
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『帯中津日子尊(たらしなかつひこのみこと)=第14代:仲哀天皇』。応神天皇の父。日本武尊の第2子で、神功皇后の夫。九州の熊襲親征のため筑紫の橿日宮(かしいのみや)に下向し、ここで崩御した。
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