気に入ってしまうとあれもこれも書きたくなって際限が無くなるのが私の悪い癖😔 と、わかってはいるのですがやっぱりカットできずに其の四まできてしまいました。 鎮神社の参拝を終えて坂道から見る上町の佇まい・・ああ、本当に何て穏やかな風景なのだろう。
奈良井宿には珍しい石置き屋根のお宅。昔はこうした景色の屋根もそれなりにあったのかもしれない。
さて、奈良井宿には山側に5つの寺があるのですが、その中でもっとも最北に位置するのは、天文元年(1532)創建の真宗大谷派寺院「専念寺」。と言ってもちゃんと見たのは寺鐘のみ。
旧本陣跡の後方の森に鎮座されるのは「稲荷神社」。体力温存のため😅 鳥居前からの参拝で失礼させて頂きました。
奈良井宿で最も観光客の多いお寺といえば、「マリア地蔵」で知られる臨済宗妙心寺派の寺院「広寺山:大宝寺」。
信州・木曽霊場・七福神めぐりの寺で、知恵と寿命を与える神−寿老人の霊場寺としても有名です。
創建は天正10年(1582)、当時の領主奈良井義高が大安和尚を招いて自らの菩提寺として開いたのが始まりと伝えられています。後に奈良井宿が整備されると木曽代官となった山村氏が庇護し、明暦年間(1655~1657)に玉洲禅師を招いて中興開山。寺号を「広伝寺」から「広伝山:大宝寺」に改め、堂宇の再建も随時行われました。
ご亭主殿が一生懸命見上げているのは山門の彫刻。
渦巻ばかりのように見えますが、中央に亀に乗った仙人の姿があります。
おや、なんだか楽しそうな声が聞こえて来たけど何だろう? 旅の好奇心は意外と侮れないもの。「行け!」と本能のささやきに従ったら、何と「かぼちゃ」の出張販売。しかも賑やかな声の主は地元のお母さまたち。
地元の方が買い求める「かぼちゃ」・・という事は・・・これはめっちゃ美味しいのでは!!と悩んでいたら試食を勧められ・・ で、「開田高原のかぼちゃ」買っちゃいました😄
これからまだ宿場歩きを続ける予定なのに、荷物を増やしてしまった私。だって今買っておかなきゃもう二度目は無いかもしれないし、これは致し方無い事なのです!そのような事情ですので、荷物持ち、よろしくお願いします😊
宿場町には珍しい洋風の建物は「旧奈良井診療所」。山深い木曽の宿場町に建てられた、まるで西洋医学を具現するかのような洋館の診療所。そこにはきっと沢山のドラマが秘められていたに違いない・・・と、膨らむ妄想。
ご亭主殿が熱心に見ているのは、色彩豊かな奈良井の土人形が並ぶ「藤屋土産物店」。作品はすべて店主のオリジナルで、懐かしいお伽噺を題材にしたものから、武者人形・雛人形などと種類は多岐に渡っています。
宿場に軒を連ねるお店を一軒一軒見て歩くのは、実はとっても楽しいものでついつい寄り道が増えるのが困りもの。 こちらは日野薬草本舗さんの店内。柱の看板「日野百草丸」は、江戸時代から伝わる「百草」の、キハダの内皮を煎じたオウバクエキスに、5種類の生薬を配合した伝統の胃腸薬。店内にいると独特の生薬の香りがします。
香ばしい味噌だれのにおいの元は・・・「たなかや」さんの「五平もち」。これは今食べておかないと! ああ、でも蕎麦も捨てがたいし・・真剣に悩む二人😣😣
どんなに離れがたくても終わりはあるもの・・素晴らしい宿場の風景、忘れ難い人との出会い、そしてずっしりと重いお土産。四時間近くの奈良井宿散策、ラストの画像は奈良井権兵衛駐車場の奥に展示されている小型の蒸気機関車C12-199号。
奈良井宿は、上町・中町・下町の3つの町割りから構成され、江戸・明治の建築が半数以上を占めています。ことに建造物は近世の宿場町や木工業にかかわる町の特徴を顕著に残している事から、昭和53年(1978)5月31日、国重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
訪問日:2010年10月3日
でも、街道歩きにとっては結構なロス時間になりました。
最近は色んな所で七福神巡りがありますね。
私たちが唯一巡った七福神は淡路島だけ(^^;)
どうしても地理的に難しい場所とかが間にあるので、あれもこれもと欲張りたい私たちには無理でした。