車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

ぶらり金沢~街歩き in 石川県金沢市

2017年08月20日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

加賀百万石のお膝元だけあって、市内にはそこかしこに「おおっ!!」と思わせる建物や史跡がたくさん残されています。街歩きのラストは金沢市長町の「金沢市老舗記念館」。と・・他、エトセトラ(笑)

「老舗記念館は、藩政時代からの薬種商であった「中屋薬舗」の建物を昭和62年、金沢市が中屋家から寄付を受け、伝統的町民文化の展示施設として1989年4月1日に開館。中屋家は、天正7年(1579)に彦兵衛が薬種業をはじめ、藩政初期から南町に店舗を構えた代表的な老舗で、特に五代藩主綱紀から御殿薬の処方を拝領し、以後代々町年寄り等をつとめた格式の高い家柄です。移築前の建物は、明治11年(1878)明治天皇行幸の際に御在所とともに建築され、大正8年(1919)改築されました。」公式HPより

座敷から見るお庭

藩政時代の商家の面影を残す「店の間」では中屋薬舗の店の様子を再現。薬にまつわる面白珍しい資料などが展示されています。

不思議な形をした道具は、江戸時代に薬油や酒類などを蒸留するのに用いた「蘭引(らんびき)」「羅牟比岐(らむびき)」とも表記されます。

中屋家の先祖は山城(現・京都府)出身とされ、天文年間(1532~1555)に戸室山に移り住み、その後金沢御堂の町地で薬種商を始めたとあります。自分たちの地元出身と聞いて、不思議な親近感が湧くのはきっとよくある事 (〃∇〃)

二階部分は展示コーナーになっており、金沢ならではの様々な伝統工芸を見る事が出来ます。

この満開の花・・実は全部食べられます。「工芸菓子」と呼ばれるもので、枝先に慎ましく匂う花、百花の趣を見せつける牡丹の花びらの繊細さ。お菓子の花神輿に魅入り、しばし時を忘れる。

伝統工芸と言えば、江戸時代前期に誕生した日本を代表する色絵陶磁器の「九谷焼」。「金沢老舗百年展・展示コーナー」には、仲良く並ぶ九谷焼「ビリケンさん」。関西人には馴染みが深いアメリカ由来の謎の神様ですが、何故ここにビリケンさんが??(^^;) 

ラストはお嫁入に合わせて納められる結納の数々・・・美しく飾られた水引は特に「加賀水引と呼ばれ、石川県金沢市の希少伝統工芸の一つ とされています。

先様へお納めする御結納を結ぶお飾りとして創案された立体的な水引細工。大倫の真っ赤な牡丹には、納める側、受ける側それぞれの思いが込められているようで、はるか昔を思い出し胸が熱くなります。

花嫁暖簾が掛けられた座敷一杯に広げられた豪華な結納の数々。大正4年
(1915)頃、金沢市の『津田左右吉』が、立体的な和紙の包み方(折型)と、
鶴亀や松竹梅などの立体的な水引細工を考案し、結納や金封に飾るようになったのがはじめとか。現在は四代目と五代目によって、加賀水引が継承されているそうです。

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老舗記念館を出て犀川沿いを歩いていると、思いもかけない場所で思いもかけない素敵な建物に出会います。その建物が何と言う名前の建物なのか、それは単に普通の住いなのかそれすらもあやふや。

金沢市片町に門を構える「養智院」には、『弘法大師』作の「加賀延命地蔵菩薩」立像が納められているとか・・

寺暦では、天長元年(824)淳和天皇の勅命により、「大聖歓喜天」を勧請して創建されたという由緒ある寺院。お堂の前には鳥居が設けられています。

お堂の一画に見つけた「二股大根」の彫刻。これは夫婦和合を現していると言われています。じっくりと見て・・・思わず納得してしまったJさんと私。ちょっと大人の話です (〃∇〃)

金沢市清川町にある「金沢ステンドグラス美術館」。美しいステンドグラスのパンフレットに惹かれて入館したけれど、スタッフの対応のばらつきがいい加減過ぎて、あまり良い思い出にはなりませんでした。

訪問日:2009年8月14日

 


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