金沢市並木町、浅野川沿いに続く「鏡花の道」に面して鎮座される「浅野川(あさのがわ)神社」。御祭神は『宇迦之御魂神、大山咋神、崇徳天皇、菅原道真、天照皇大神、豊受大神』。
由緒「創立年代は明記を欠くが、富樫時代とも伝えられる。俗称として浅野川稲荷神社と云われる。」石川県神社庁HPより
社殿の前左右より神域を守護されるのは『石工・治右ヱ門』による、嘉永元年(1848)4月吉日建立の狛犬さん一対。阿は口中から僅かに舌を覗かせ、足元に小さな仔狛を縋らせています。
痛々しいほど欠損が進んだ仔狛さん。それでもキリリとした表情は充分に迫力が有りますよ。
そんな阿形さんを見守るような眼差しを向ける吽形さん。前からではさほどに気が付きませんが、後ろから見ると吽形さんの頭にはとっても大きな角が・・まるで烏帽子でも身に着けているような風情。
「宝生紫雪(ほうしょうしせつ)先生終焉之地」碑
「第15代宝生大夫弥五郎友于(ともゆき)。55歳で家督を子:石之助に譲り、加賀藩の御手役者波吉宮門の世話で金沢に隠棲し紫雪と号し、当時、天道寺といわれた浅野川稲荷神社に居住し、ここで亡くなりました。」
参拝日:2011年10月13日
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