光市浅江に鎮座される「浅江(あさなえ)神社」。御祭神は『別雷公命(わけいかづちこうのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)・應神天皇・神功皇后・宗像三女神・大山咋命(おおやまくいのみこと) 』
「加茂大明神は中世からの古社で山城の国より勧請。山王八幡宮は大宝三年豊後の国宇佐宮より勧請。二社に山王原の一社(祭神、大山咋命)を併せ、山王八幡宮と賀茂社を合祀した為、明治4年(1871)、浅江神社とした。」公式HPより
石段参道の上、石灯籠の前より神域を守護されるのは、天明八年(1788)戊申建立の狛犬さん一対。大きく耳まで裂けた口に大きな鼻。首の下に丸まった毛が口元の危険さを上手に隠しています。吽形さんには立派な角が。
参道正面には、まだ木の香も清しい拝殿。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、昭和40年(1965)10月建立の出雲型狛犬さん一対。日本海側から瀬戸内海側へ・・きちんと前足をそろえた狛犬さん。瀬戸内の海の匂いは如何ですか?
御朱印を頂いた後に宮司さんから「この神社は平成3年(1991)の台風17号により大きな被害を受けました。表参道の階段を駆け上がる強風は境内の裏まで走り抜け、社殿や鎮守の杜に大きな被害をもたらしました。その被害のために、社殿を立替えることになりました。」と、辛い記憶を話していただきました。強風が走り抜ける・・2018年に近畿を襲った台風21号で同じ体験をした今なら、その風の恐ろしさが身にしみてわかります。
被害を受けた鎮守の杜は、新しいしゃくなげ苑として翌年に整備した事もその時にお聞きしました。
境内の一画に祀られていた「石祠」。
「京方」と読んでよいのか?、この碑に関する文言が何処にもなく、仔細は不明。
裏参道、初夏の頃にはこの石段の左右は薄紅色のシャクナゲの花に彩られるのでしょう。
参拝日:2015年11月16日
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