昨日に引き続いての最上稲荷、今日は七十七末社とそれぞれを守護される神獣さんたちの紹介です。まずは境内の左手、石段の横には最上尊が降臨された霊地とされる「八畳岩」への矢印看板。最上稲荷奥之院入口の鳥居には「荒瀧大権現」の鳥居額があり、鳥居の後には「是より奥之院まで12丁」と刻まれた道標。これでいくと龍王山の山頂に位置する奥の院までの山道は、約1,300M・・・いや・・絶対に無理です!
石段参道の両脇より霊域を守護されるのは、まるでロボットを思わせる風情の神狐さん一対。全部がこうだと味気ないかもしれませんが😆、初見と言うことで。
石段参道の途中、鳥居の前より霊域を守護されるのは全体的に丸みをおびた神狐さん一対。体はふっくらですが、顔つきはかなり険しいです。
石段の左手にはお宝塔が疲れた足を後押しするかのように並び、右手には「御瀧流泉寺参道」と刻まれた道標。
次々と現れる朱の鳥居、いくつものお宝塔、小さな社、石灯篭・・・そうしてそれらの立ち並ぶ一帯を守護される何体もの神獣たち。
更に石段をあがると「宝城天王・葛城天王・五平大明神・白玉明神」の扁額が架かる朱の鳥居。
真っ直ぐに四肢を踏ん張る姿の狛犬さんは、あまり見かけないタイプですが、中々にユニークでいらっしゃいます。
石段のもう少し先に仲良く並んでいた神狐さん、この独特のお姿は何と表現したら良いのでしょう?悩ましいところ😅
さて、これ以上参道を進んでしまうと、下で待つ私にはもう姿を追う事ができません。頑張ってくれたご亭主殿、そろそろ下界へ降りて来て下さいな。
境内に並ぶ七十七末社には、最上様にお仕えしながら衆生救済の手助けをする神様が祀られています。主の鳥居が鮮やかな「縁の末社」には、「縁引(えんびき)天王」と「離別(りべつ)天王」が祀られており、両参りをする事で、新たな良縁を結べるとしています。
「荒瀧大権現」石段の右隣に鎮座される「日吉大明神」。「日吉山王権現」の御分霊が祀られているものと思われます
神域を守護されるのは、日吉の神使いではなくて神狐様。もしかしたら別バージョンの日吉様なのかも・・・
「神馬庫」は細かい金網が張り巡らされており、画像では外観しか分かりません。ここでも神狐さんがしっかりと守護を担っておられます。
登録有形文化財の「大乗(おおのり)天王社」。船舶守護のご威徳があるとされています。一間社流造檜皮葺の社殿は大正6年(1917)の建築。
登録有形文化財の「羽弥御崎(はやみさき)天王社」、商業繁栄のご威徳があるとされています。一間社千鳥破風付入母屋造檜皮葺に、軒唐破風付一間向拝を設けた社殿は大正10年(1921)の建築。
登録有形文化財の「信受・照(のぶ・あき)両天王社」、夫婦円満のご威徳があるとされています。千鳥破風付入母屋造檜皮葺の社殿は昭和6年(1921)の建築。
この辺りからご社名が判らなくなって来ました😓 何しろ膨大な数。きっと公式HPを見れば判るに違いないと思っていたのが甘かった・・・。こういうのは手間でも社殿額なり説明なりを残しておくべきですね。
七十七末社・・もちろん一度では無理かもと思っていましたが、やっぱり無理でした😅 この続きは明日の「最上稲荷山妙教寺~Ⅳ~」で。
参拝日:2010年3月3日&2015年4月25日
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