車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

法用寺:御堂彫刻 in 福島県会津美里町

2024年12月26日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・福島県

一度では紹介しきれなかった「法用寺」。二日目はお堂に施された見事な彫刻を紹介していきます。

まずは寺社彫刻の定番中の定番ともいえる向拝の龍。ここでは阿吽・一対の龍が見事に体をくねらせて睨み合っています。

触れれば刺し貫かされそうな鋭い髭。らんらんと輝く漆黒の目は、世の全ての情理を見透かすように深く黒く・・

龍の存在など知らぬが如く、内深くで見返るのは吽の獅子

楽し気に追う阿の獅子

貫彫刻には阿吽の獅子。それは驚くばかりの迫力。鋭くとがった牙を覗かせながら、しかしそれは決しておどろおどろしい物では無く、猛々しさの中に神秘があり、嵌めこまれた玉眼は全てを見通すほどの光を放つ・・寺社の貫に施された獅子彫刻。これまでに軽く三桁は見てきましたが、心に残る一対です。

獅子と対になるのは麒麟の一対。目線の違いかもしれませんが、何という優しさ、何という慈愛に満ちた眼差し。

一角を頭に戴く麒麟。獅子と同様に嵌められた玉眼なのに、これほどまでに異なった印象を与えてくれるとは。名も知らぬ匠の技にしばし言葉を忘れて見惚れる二人。

弘安2年(1279)に『富塚伊賀守盛勝公』が伽藍を造営、その際に「普門山:圓通閣」と称したという由来を伝える扁額。

続いて「子安地蔵堂」の向拝彫刻は、「竜虎相搏」の図

「龍吟ずれば雲起こり、雲は竜に従う」

「虎嘯けば風生じ、風は虎に従う」

虹梁を支えるのは朱に塗られた力神

参拝日:2015年6月28日


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1 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2024-12-26 09:15:50
だんちょう

こんにちは!
いよいよ明日で仕事納です。
今日明日頑張って行きましょう!

龍かと思ったら麒麟なんですね!
格好よいですねぉ!
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