介護職員不足による施設の閉鎖が増えていることを書きました。倒産も増えているようです。
ケアマネジャーも不足しているのです。施設ケアマネジャーでないケアマネジャー(居宅)の役割は自宅等で暮らす介護を必要とする高齢者の方にその方の生活を支えるために必要なプランを作成するとともに必要な事業者を手配したり橋渡しをしたりするとともにプラン通りに介護事業者がサービスを提供しているかチェックをしたり要介護認定の変更の申請をしたりと自宅等で暮らす介護を必要とする方を支えるたいせつな職種です。
施設ケアマネジャーは施設で暮らす入居者の方が最後までその人らしく生きるための計画をそこで働く介護、看護、管理栄養士等の意見を聞きながら立て、計画通りにサービスが提供されているか確認したり、介護認定の更新や認定調査の代理をしたりと施設で暮らす入居者の方を支えるたいせつな職種です
平均年齢が54歳なのは現在の給与体系では介護職の方が総支給額が高くいろいろと雑務も多くて大変割には賃金が低いので介護職種の憧れる職種ではなくなってしまったからです
私がケアマネジャーに合格した時の合格率は19%でした。ケアマネジャーには生活を支えるための様々な知識が要求されます。介護保険制度はもちろんのこと、後見人制度や医療やお薬、栄養関係等人の生活全般の知識を要求されます。また五年に一度は更新研修を受けなくてはならずそのための費用はテキスト代や更新申請のための費用も含めると5万円を超えます。それに加えて約90時間の研修時間がかかります。これは介護保険制度も変更されますし、その他こともどんどん新しくなっていくので介護全般に関わるケアマネには相当の知識を要求されるからです
これだけ大変で介護関連職で唯一5年毎の更新研修やそれに付随しての費用や拘束時間かかるに関わらず見合った賃金が提供されていないからですね
最近ではケアマネジャーに合格しても介護職にとどまり介護職として身体がついていかなくなったらケアマネジャーになれば良いとも言われる始末です。
今もすでに介護現場の崩壊は始まっています
2050年には役割400万人の介護難民が出ると予測されています
細く長く生きることを目指すよりも太く短く楽しく生きる人生が良いかもしれませんね