認知症高齢者の方に見受けられるのは体重減少と低栄養です
血液検査の数値ではアルブミンの値が低くなっています
低たんぱくや低アルブミンは身体に様々な影響を与えます
中年と呼ばれる年代は生活習慣病に気を付けたほうがいいかもしれませんが70を過ぎた頃からはむしろカロリー不足や体重減に気を付けていったほうが良いでしょう
今はいろいろなメーカーから高機能の栄養補助食品が出ていますが
後期高齢者という年代に入ったならできるだけ好きなものを好きな時間に好きなだけ摂れるようにと考えたほうが良いかと思います
特に認知症の進行があれば食に関する興味が薄れてきたり食べていても生命を維持するための一日の必須カロリーには程遠いカロリー摂取量だったりということがよくあります。施設に入った時点ですでに低栄養状態であることはよく見受けられます
認知症になっても味覚はあります
美味しいもの好きな食べ物を美味しいと感じる感覚はあります
認知症自立度Ⅲ以上の方が暮らす施設のケアマネジャーをしていて感じる私の私見としては
後期高齢者と呼ばれる世代になったなら、むしろその前からもカロリー制限を気にすることなく好きなものを好きなだけ好きなときに食べる方がより豊かな人生を生きられるかと考えます