年末年始も相変わらず、「読書ルーム」(=スタバけやき通り店)に通った。
その年末年始に読んだのは、漫画「鬼滅の刃」。ラスボス・鬼舞辻無惨との最後の闘いまで、全23巻をともあれ全て読み終えた。
この「鬼滅の刃」、なんとも素晴らしい。人を食べる鬼たちと主人公・竈門炭郎などの鬼殺隊との闘いで繰り出される技は全く理解できないが、鬼や鬼殺隊メンバーの悲しい人生には、深く深く共鳴し泣かされる。
この漫画「鬼滅の刃」の作者・吾峠呼世晴さんの豊かな感性と人間を見つめる目の確かさを痛感する。ホント、素晴らしい。この漫画を読んで、泣けるという孫たちも嬉しく思う。
18巻に挟まれていたポストカードには「これは、日本一慈しい鬼退治。 幸せかどうかは自分で決める 大切なのは“今”なんだよ 前を向こう 一緒に頑張ろう」と書かれていた。背中を押された。
背中を押されたと言えば、昨年末の瀬戸内寂聴さんの言葉にも励まされた。「孤独も苦しみも、永遠には続きません」(瀬戸内寂聴、2020/12/31 朝日新聞掲載)。
今年一年“今”を大切にして、前を向いていこうと思う。今年もよろしくお願いする。