一昨日、確定申告を無事終えたことで少しだけ心が落ち着き、3月14日の死亡した大江健三郎の記事を、いつものスタバで切り抜き。
我が家では朝日と山陽、スポーツ報知などを取っているが、3月14日付の毎日と読売をコンビニで購入した。
大江健三郎の死を一面トップに扱っているのは、ナント、読売新聞。核廃絶と戦争NOを主張してきた大江県三郎の死を、一面トップに扱ったのが、読売とは何とも不思議な感じがした。
大江健三郎との最初の出会いは『個人的な体験』(1964年、新潮社刊)。その後エッセイ集『厳粛な綱渡り』、また『ヒロシマノート』などを読み、これだけ誠実に生きることを追求している作家はいないとのめり込み、大江健三郎のほとんど全ての著書、そして大江が特集された雑誌などを全て購入してきた。とりわけ神田の古本屋街で、初版本などを探し歩いたものだ。
大江健三郎の愛媛の生家にも行った。大江健三郎が8月6日に、ヒロシマで講演すると言えば聞きにも行った。沢山の思い出がある。
そんな大江健三郎の死を機に、また『個人的な体験』等を読んでみようと思っている。大江健三郎さんのご冥福を心からお祈りする。