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地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

憲法のつどい

2012年05月03日 | 展覧会・講演会

 

今日は憲法記念日、変わらず開催し続けている「輝け日本国憲法!集会」に参加

 今日は5月3日、次第に忘れられかけているが憲法記念日だ。この5月3日に毎年開催されているのが「5・3憲法記念日 岡山県民のつどい 輝け 日本国憲法!集会」(「輝け 日本国憲法!集会」が名称として加わったのは2000年から)だ。

 この「憲法集会」は実行委員会方式で、1977年に「憲法施行30周年」記念として開催され、以降一度も中断することなく、それどころか憲法状況の深刻化の中で1998年からは11月3日に「憲法公布記念のつどい」も開催し続けている(98年のみ11月1日に開催)。5月3日と11月3日に「憲法のつどい」を、毎年毎年開催し続ける努力は並大抵のことではない。しかも、「5・3のつどい」は連休の中で開催される。

 そして、一貫して実行委員長を務めてこられている大学で憲法を講義されてきた山口和秀岡山大学名誉教授を始めとする関係の方々の努力に対して、深甚なる敬意をひょうさせていただく。ホント、すごいことだ。

 

 さて、今日は何より「沢 知恵 『いのちのうた こころのうた』」に魅了された。まさに、「言葉のちから」そして「歌のちから」を、心底感じさせてくれた。圧倒的迫力のピアノの弾き語りだった。もっともっと聞いていたいと思わせる歌の数々に感動した。ただ、メインである詩人のアーサー・ビナードさんのトーク「ヒロシマとフクシマどっちが遠い?」については、所用があり聞けなかったのが残念だ。

 今日は帰宅して、文部省が1947(昭和22)年に発行した中学校一年生の教科書『あたらしい憲法のはなし』を読み返した。沢知恵さんは岡山へ来る新幹線の中で憲法全文を読み、、憲法の前文に平和と安全が並んでいるに感動したと語られた。私は「戦争の放棄」の項に心惹かれており、疲れた時などに読み返すようにしている。少しだけ、引用させていただく。

 「いまやっと戦争がおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。(中略)戦争は人間をほろぼすことです。(中略)そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これから先の日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。(中略)もう一つは、よその國と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかしてじぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。(中略)みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう」。

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