「公務員であり市民ランナーであり続ける」、東京マラソン三位に大きな拍手だ
昨日は岡山の地では「そうじゃ吉備路マラソン」が開催されたが、東京では「東京マラソン」に3万6千人が参加して開催された。今朝のテレビなどではたくさんのドラマが取り上げられて、長い時間を割いて報道されている。
奥さんが亡くなって喪失感に苛まれていたが、立ち直って元気な姿を子どもに見せたいと完走をめざした人。生徒に頑張ることを教えたいと、マラソンに挑戦した教師。完走してゴールしたらプロポーズと決めて走った若者。いろんな人が、いろんな思いを込めて、42.195㌔に挑んだようだ。
そんな中で驚かされたのが、「東京都の定時制高校の事務職員」の日本人トップの3位入賞だ。ナント、日本人として3年ぶりの2時間8分台のタイムで、世界陸上への出場も内定したとのことだ。
その「公務員であり、市民ランナーであり続ける」という川内優輝さんは、学習院大時代には2度、大学選抜として箱根駅伝に出場してはいるが、陸上での有名高校や有名大学での選手ではなく、自ら「落ちこぼれ」と評している。
今大会は昨年の「東京マラソン」4位の実績から招待選手としての出場したが、普段はフルタイムで勤務しながら練習時間を確保している選手だ。こうした結果は、実業団陸上部に大きな衝撃を与えたであろうことは、想像に難くない。
今回の賞金については今後のマラソン出場のための遠征費に使うという。そして、副賞の車は「車庫がないので」と語っている。また今年の夏の世界陸上の出場に関しては昨日は「有給休暇で」と語っていたが、今日のTVでは「職専免の扱いになるかも」と語っている。いずれの発言もとても親近感が持てる。これからも、是非とも頑張って欲しいと、心からのエールを送る。
それにしても、「やめよう」と思えばいつでも止められる「市民ランナー」での頑張りはスゴイ。私などは自分自身の健康のためでありながら、ウォーキングはいつも中断してばかりだ。「少しは見習わないと」と思い、今日は少しだけ雨の降る中をウォーキングに頑張った。
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