今年に入ってから、富士急行と飯田線へは行ってきましたけど、どちらも雪の積もった状態での写真を撮れませんでした(飯田線は少しだけありましたが)。先日の3連休最終の月曜日には東京近郊で大雪になりましたけど、このときは仕事で会社にこもってました。
こうなると、来年のカレンダーを作る時の写真が無い。
私は毎年鉄道カレンダーを作成しています。一部の友人や会社の同僚、親戚向けに差し上げているのですが、それなりに好評を頂いておりまして、2年半前に全線乗車という乗り鉄の一つの目標を達成した後の私にとっては、カレンダー作成のための撮影旅行が鉄道趣味上の最大の楽しみになってます。
カレンダーの作成自体は私が趣味でやっているだけなので、別段前年に撮影した写真でなきゃいけないという制約はありません。昨年以前に撮った写真で作ったっていいのですけど、そこはなるべく避けたい。
というわけで、今回の土日で撮影に行くことにしました。来週は土曜日の仕事が決まっていたので。
朝は早朝から東京駅へ向かい、上越新幹線の「たにがわ」に乗車します。
新幹線というと、東海道新幹線は築堤の上を走る場所が多いために、撮影地が数多くありますが、山陽以降に作られた新幹線は高架線やトンネルが多く、撮影地がそれほど多くありません。あったとしても駅から遠いところが多く、「雪の中」の条件だと撮影しやすい山形、秋田の新在直通に行ってしまうのですが、今回は駅からほど近く上越新幹線が撮影できる場所があると知り、そこへ行ってきました。場所は上毛高原駅の高崎寄り、徒歩5分ほどの歩道橋でした。
早朝の東京駅。入線しているのは、今回乗車した列車ではなく、臨時のE4系「MAXたにがわ71号」。「たにがわ」だけど上毛高原を通過するので乗車しません
E4系側面のロゴ。MaxはMulti Amenity Expressの略なんですが、Maxサイズの新幹線とか、Maxまで詰め込む新幹線かと昔は思ってました
こちらはE2系1000番台の「やまびこ」
20番線ホームの乗車目標
まだ6:30前なので真っ暗です
20番線ホームの品川寄りにある停止位置目標。数字は編成車両数ですね。ちなみに17両という数は、旅客列車の編成車両数では1番多いです。該当するのは、E2系「やまびこ」+E3系1000/2000番台「つばさ」です
足下の乗車位置目標。8両編成はここまで来ません
やがて200系「たにがわ」が入線してきました
今年3月には引退する0系由来のだんご鼻を受け継ぐ200系。今回が乗り納めかもしれないなあ
先頭の1号車は座席数が少ないため、ちょっと狭い印象です
2列シート
3列シート。リニューアル工事の際に、3列シートも回転式リクライニングになっていますが、昔は集団見合い式のリクライニングでした(座席方向固定)
朝飯に買った駅弁。東京駅の在来線側コンコースで全国の駅弁を集めているお店があり、鹿児島は出水の松栄軒のお弁当があったので購入
九州でも食べたことがあるのだけど、冬の東京で食べるのはちょっと失敗だった。なんせ元々冷蔵されていたのに、外気の寒さでよけいに冷たくなり、せっかくの味を堪能しきれなかった・・・
乗車した「たにがわ401号」はごく普通の「たにがわ」運用でして、終点のガーラ湯沢まで全駅停車するタイプでした。このため、途中の熊谷で「あさま557号」に抜かれ、さらに高崎で「Maxたにがわ73号」にも抜かれました。まさか「たにがわ」が「たにがわ」を追い抜くとは・・・・
熊谷駅で
そういえば、200系は新幹線車両でも唯一雪切り室を持つ車両だ
通過線をE2系「あさま」が高速で駆け抜けて行った
上毛高原駅で下車したら、トイレを済ませて撮影場所へ移動します。実のところ、この駅で降りたのは初めてで、そういえば乗り換え鉄道路線が全く無い新幹線駅に降りたのも初めてです。こういう駅自体が少ないというのもありますけど、基本的に新幹線って都市間移動の手段なので、乗り換え鉄道路線が無い駅(=郊外に設置された駅)って利用しないんですよねえ。
参考までに、このような駅にあたるのは、新富士(東海道)、新尾道(山陽)、東広島(山陽)、新大牟田(九州)、新玉名(九州)、白石蔵王(東北)、くりこま高原(東北)、水沢江刺(東北)、七戸十和田(東北)、本庄早稲田(上越)、上毛高原(上越)、ガーラ湯沢(上越)、安中榛名(長野)です。岐阜羽島、新神戸は私鉄乗り換えできます。また新岩国は錦川鉄道御庄駅に隣接してます。
上毛高原駅へ到着
駅名標
反対側にはE4系「Maxたにがわ404号」が到着した
改札へ向かう。トイレに行ってた所為もあるが、すでに人影がほとんどない
上毛高原駅の改札。新幹線駅とは思えぬほど、閑散としていて小さな改札口だ
上毛高原駅の駅舎
撮影場所にした歩道橋から駅を見る
上越新幹線はまもなく200系の撤退が始まり、ちょうど来週の26日からE2系置き換えがスタートします。
今回、撮影場所にはお一人若い男性の先客がいまして、その方から聞いたところではどうも日中の便を中心にE2系運用になるようですね。今週が安定して200系を撮影できる最後の土日だったわけですね。(私としては、そこまで意識してなかったんですが)
さっそく200系「とき306号」を撮影
顔が陰になるが、高崎側は10連をちゃんと撮影できる
歩道橋周辺に高い建物が無いので、実はかなり景色が良かったです
さらに200系リバイバルカラーの「とき305号」。実はリバイバルカラーになってから撮影するのは今回が初めて
多少陰になるのは仕方ないですね。10連がちゃんと入る撮影地は上越新幹線では少ないので、これで十分でしょう
入線中のところ
続いてE4系「Maxたにがわ75号」が通過。71、73、75はいわゆるスキー臨時の「たにがわ」なので、上毛高原はパスされてしまう
この時間は200系が多い。200系「とき308号」
後撃ち撮影
E4系16連の「Maxとき307号」「Maxたにがわ307号」。さすがに16連は入りきらない
連結部を
ふと、汽笛が聞こえたので遠くを見ると、183系の姿が。臨時快速「シーハイル上越」だった。望遠性能の限界である436mmで撮影
200系「たにがわ87号」。これでひとまず200系はしばらく打ち止めになった
E4系「Maxとき310号」。これで撮影を終了にした
現在の上越新幹線は、200系かE4系しか営業運転では走っていないので、これ以上撮影していても面白みが無いことから、ここで撮影を切り上げ。先客の男性はこのあとSLを撮りに行かれるというお話でしたが(上越線の後閑と上牧の間に位置するので、「SLみなかみ」を撮りに行かれたのでしょう)、私は北へ向かいました。
以下、次回。
こうなると、来年のカレンダーを作る時の写真が無い。
私は毎年鉄道カレンダーを作成しています。一部の友人や会社の同僚、親戚向けに差し上げているのですが、それなりに好評を頂いておりまして、2年半前に全線乗車という乗り鉄の一つの目標を達成した後の私にとっては、カレンダー作成のための撮影旅行が鉄道趣味上の最大の楽しみになってます。
カレンダーの作成自体は私が趣味でやっているだけなので、別段前年に撮影した写真でなきゃいけないという制約はありません。昨年以前に撮った写真で作ったっていいのですけど、そこはなるべく避けたい。
というわけで、今回の土日で撮影に行くことにしました。来週は土曜日の仕事が決まっていたので。
朝は早朝から東京駅へ向かい、上越新幹線の「たにがわ」に乗車します。
新幹線というと、東海道新幹線は築堤の上を走る場所が多いために、撮影地が数多くありますが、山陽以降に作られた新幹線は高架線やトンネルが多く、撮影地がそれほど多くありません。あったとしても駅から遠いところが多く、「雪の中」の条件だと撮影しやすい山形、秋田の新在直通に行ってしまうのですが、今回は駅からほど近く上越新幹線が撮影できる場所があると知り、そこへ行ってきました。場所は上毛高原駅の高崎寄り、徒歩5分ほどの歩道橋でした。
早朝の東京駅。入線しているのは、今回乗車した列車ではなく、臨時のE4系「MAXたにがわ71号」。「たにがわ」だけど上毛高原を通過するので乗車しません
E4系側面のロゴ。MaxはMulti Amenity Expressの略なんですが、Maxサイズの新幹線とか、Maxまで詰め込む新幹線かと昔は思ってました
こちらはE2系1000番台の「やまびこ」
20番線ホームの乗車目標
まだ6:30前なので真っ暗です
20番線ホームの品川寄りにある停止位置目標。数字は編成車両数ですね。ちなみに17両という数は、旅客列車の編成車両数では1番多いです。該当するのは、E2系「やまびこ」+E3系1000/2000番台「つばさ」です
足下の乗車位置目標。8両編成はここまで来ません
やがて200系「たにがわ」が入線してきました
今年3月には引退する0系由来のだんご鼻を受け継ぐ200系。今回が乗り納めかもしれないなあ
先頭の1号車は座席数が少ないため、ちょっと狭い印象です
2列シート
3列シート。リニューアル工事の際に、3列シートも回転式リクライニングになっていますが、昔は集団見合い式のリクライニングでした(座席方向固定)
朝飯に買った駅弁。東京駅の在来線側コンコースで全国の駅弁を集めているお店があり、鹿児島は出水の松栄軒のお弁当があったので購入
九州でも食べたことがあるのだけど、冬の東京で食べるのはちょっと失敗だった。なんせ元々冷蔵されていたのに、外気の寒さでよけいに冷たくなり、せっかくの味を堪能しきれなかった・・・
乗車した「たにがわ401号」はごく普通の「たにがわ」運用でして、終点のガーラ湯沢まで全駅停車するタイプでした。このため、途中の熊谷で「あさま557号」に抜かれ、さらに高崎で「Maxたにがわ73号」にも抜かれました。まさか「たにがわ」が「たにがわ」を追い抜くとは・・・・
熊谷駅で
そういえば、200系は新幹線車両でも唯一雪切り室を持つ車両だ
通過線をE2系「あさま」が高速で駆け抜けて行った
上毛高原駅で下車したら、トイレを済ませて撮影場所へ移動します。実のところ、この駅で降りたのは初めてで、そういえば乗り換え鉄道路線が全く無い新幹線駅に降りたのも初めてです。こういう駅自体が少ないというのもありますけど、基本的に新幹線って都市間移動の手段なので、乗り換え鉄道路線が無い駅(=郊外に設置された駅)って利用しないんですよねえ。
参考までに、このような駅にあたるのは、新富士(東海道)、新尾道(山陽)、東広島(山陽)、新大牟田(九州)、新玉名(九州)、白石蔵王(東北)、くりこま高原(東北)、水沢江刺(東北)、七戸十和田(東北)、本庄早稲田(上越)、上毛高原(上越)、ガーラ湯沢(上越)、安中榛名(長野)です。岐阜羽島、新神戸は私鉄乗り換えできます。また新岩国は錦川鉄道御庄駅に隣接してます。
上毛高原駅へ到着
駅名標
反対側にはE4系「Maxたにがわ404号」が到着した
改札へ向かう。トイレに行ってた所為もあるが、すでに人影がほとんどない
上毛高原駅の改札。新幹線駅とは思えぬほど、閑散としていて小さな改札口だ
上毛高原駅の駅舎
撮影場所にした歩道橋から駅を見る
上越新幹線はまもなく200系の撤退が始まり、ちょうど来週の26日からE2系置き換えがスタートします。
今回、撮影場所にはお一人若い男性の先客がいまして、その方から聞いたところではどうも日中の便を中心にE2系運用になるようですね。今週が安定して200系を撮影できる最後の土日だったわけですね。(私としては、そこまで意識してなかったんですが)
さっそく200系「とき306号」を撮影
顔が陰になるが、高崎側は10連をちゃんと撮影できる
歩道橋周辺に高い建物が無いので、実はかなり景色が良かったです
さらに200系リバイバルカラーの「とき305号」。実はリバイバルカラーになってから撮影するのは今回が初めて
多少陰になるのは仕方ないですね。10連がちゃんと入る撮影地は上越新幹線では少ないので、これで十分でしょう
入線中のところ
続いてE4系「Maxたにがわ75号」が通過。71、73、75はいわゆるスキー臨時の「たにがわ」なので、上毛高原はパスされてしまう
この時間は200系が多い。200系「とき308号」
後撃ち撮影
E4系16連の「Maxとき307号」「Maxたにがわ307号」。さすがに16連は入りきらない
連結部を
ふと、汽笛が聞こえたので遠くを見ると、183系の姿が。臨時快速「シーハイル上越」だった。望遠性能の限界である436mmで撮影
200系「たにがわ87号」。これでひとまず200系はしばらく打ち止めになった
E4系「Maxとき310号」。これで撮影を終了にした
現在の上越新幹線は、200系かE4系しか営業運転では走っていないので、これ以上撮影していても面白みが無いことから、ここで撮影を切り上げ。先客の男性はこのあとSLを撮りに行かれるというお話でしたが(上越線の後閑と上牧の間に位置するので、「SLみなかみ」を撮りに行かれたのでしょう)、私は北へ向かいました。
以下、次回。
テレビ東京系列「おはスタ」という番組の制作スタッフをしております遠藤と申します。
当番組では毎週水曜日に子供から寄せられた鉄道・新幹線に関しての疑問に答えるというコーナーがあるのですが、今回はそのコーナー内で「停止位置目標」を扱うことになりました。
そこで、 本記事の停止位置目標の画像を使用させて頂けないかと思いご連絡させて頂きました。
生放送ということもあり、尺の都合でカットしてしまう場合があり確実にというお約束ができず申し訳ないのですが、ご検討頂けますと幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
ご連絡ありがとうございます。
8年前の写真ですので、少々古いですが、それでよろしければお使い頂いて問題ございません。
こちらからお声掛けさせて頂きながら大変恐縮ではございますが、今回は時間の都合が合わず見送らせて頂きたいと存じます。こちらの勝手で大変申し訳ございません。
当番組では毎週新幹線について扱っており、またみやした様へご協力願をさせて頂く場面があるかと存じます。その際は何卒宜しくお願い申し上げます。
遠藤