冬の北東北の旅 その２ 「雪の中の奥羽本線を行く」

前夜は雪の止んでいた秋田でしたが、朝起きたらちょっと吹雪いてました。とは言っても、雪はそんなに強いわけではなく、風が少し強いと言うところです。奥羽本線の新庄～院内、羽越本線の村上～酒田などは雪の影響で午前中は運休となっていました。奥羽本線の秋田～青森は一応動いているようでしたので、乗車予定の特急「つがる1号」を待ちながら撮影していました。

秋田駅は橋上駅舎の東西連絡通路

秋田駅の改札

コンコースにあったD51の模型

雪に覆われた秋田駅

男鹿線のキハ40・48形。日曜ではあったが、男鹿線名物の朝の長編成でなんと6両もつながっていた（基本的に閑散区運用が多いキハ40系が4両以上で走るのはかなり珍しい）

こちらは2両編成の男鹿線用キハ40形

701系とキハ40形

雪の中を走ってきた701系

東京行きのE3系「こまち」

コンコース上の窓から撮影した701系

秋田地区は701系の天下。普通列車は701系と男鹿線のキハ40系に統一されている

キハ48形「リゾートしらかみ」くまげら編成が入線

いつの間にか4両編成になっている。前は3両編成（うち1両は元青池編成）だった

今回新規改造を受けたらしいキハ48 1503。4人用ボックスシートではなく、リクライニングシートになっていた。くまげら編成は4人用ボックスシートが1両だけと言うことになる

秋田に到着した男鹿線キハ40形

さて、特急「つがる1号」は、青森からの特急「つがる2号」の折り返し列車だったのですが、この列車が予定時刻になっても到着しません。なんでも追分駅でポイント凍結とのこと。そんなわけで、先ほどの「リゾートしらかみ」も発車できません。結局、追分駅のポイントが直って485系3000番台「つがる2号」が到着したのは、定刻より35分程度の遅れの9時ごろでした。

大雪の影響で秋田発酒田行きになってしまった「いなほ8号」の行き先

E3系も雪をかぶる

待っているうちに701系5000番台が「こまち」用ホームへ入線。田沢湖線用の標準軌701系だ

見た目はほかの701系秋田色に近いが、側面に白線が一本入っている

やっと入線した485系3000番台「つがる2号」

後ろ側の顔はすっかり雪で覆われている

さて、やっと到着した「つがる2号」。折り返し「つがる1号」になったわけですが、なかなか発車しません。なんと、またも追分駅でポイント凍結とのこと。オイオイ・・・。結局、秋田発車は約1時間20分遅れ。当初予定では、30分ほどの待ち合わせで、大館から花輪線へ入るはずだったんですけど、これではとても間に合いません。花輪線の次の列車に乗ろうとすると、宿泊地の青森へ到着時刻も大幅に遅れてしまいます。仕方なく、花輪線はあきらめて、新青森まで乗っていくことにしました。

ビジネスホテルでの朝食は軽めにしておいたので、ここで駅弁を食べる。駅弁屋のおばさんのお勧め、1日に数個しか入らないらしい「男鹿のばってら三昧」

中身は、鯖、ハタハタ、小鯛のばってら。さっぱりしていて美味しかった

八郎潟付近の風景。一面の雪原である

乗車したのは先頭の4号車だったのだが、スノープラウで雪を掻きながら走るため、窓を見ると雪が吹き飛んでゆく

東能代で横に見た五能線のキハ40形

新青森に到着。およそ1時間40分遅れ。特急料金は払い戻しされません（苦笑）

終着、青森へ向かう485系3000番台「つがる1号」

予定外に新青森まで一気に来てしまいましたが、この後は予定より1日早く、JR全線乗車を再度果たすことになります。次回は八戸、三沢へ向かいます。