降って来るもの

写真と散文とぽえむ

ふるさと行脚~仰ぎ見る~

2024-10-21 06:04:33 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 秋になってもまだ夏の余韻を引き摺る過日、晴天は故郷の無人の家の換気に好都合だと、ぼうぼうたる庭の草刈りも兼ねて”行脚”してきました

時刻は晴れた日の午前10時前。強い日射しで、苔生す道にクッキリと明暗が浮かぶ。

  

朝陽が射し込む木立を掻き分け・・

 

  

七曲り八曲がり

  

村の入り口に辿り着く

坂を上ると、古の道標

 

 

     ふるさと行脚~仰ぎ見る~

 

若しかしたら、ふるさとは

”仰ぎ見るもの”かも知れない・・と、ふと思う

 

山の中腹、七曲りの道を辿ってゆく時

僕は何時でも、上を向く

もう少し、あと少し、と

念じながら遣って来るのだ

其処には、年毎に、時間毎に

古びてゆく無住の家と

風景に戻ろうとするmidoriの空間と

底深い沈黙しか待っていないけれど

その坂を上り切れば

確かに

僕の心身を受け入れてくれる溜り場がある

懐かしさと静かな喜びで

全身全霊を満たしてくれる居所がある

 

若しかしたら、其処は僕の

森の中のフィトンチッドの楽園かも知れぬ

仰ぎ見るものの懐は

何時でも潤いに満ちて優しい

そうして、何時の間にか

僕の心身を浄化してゆくのだ

 

”仰ぎ見る”山懐のふるさと

其処は僕のもう一つの”魂”の棲む場所

 

 

 縁側に座って、周囲の風景を切り取る 

 

  

   

 

 

     ふるさと行脚~道は・・~

 

秋の陽光は

万遍無くふるさとのmidoriに

降り注ぐけれど

この先に、もう道は無い

明日を示す道標も無い

唯、沈黙して

在りのままに変わってゆく

けれど

此処に僕のsoulは残る

inochiの源流の一滴が在る

それだから

消えつつある原点に

僕は度々行脚するのだ

 

心根の草臥れを感じるとき

行く宛に戸惑うとき

靄もやが満ちてくると

虚しさの泡アブクが異臭を放ちだすと

stressが胸郭を食み出しそうになると

まるで

必然の事のように

僕の脚は、此の東方の山懐へと向かう

 

 

二時間滞在して・・

  

   

   

現住所へと戻る

        少し肌寒い朝 10/23 06:03 まんぼ

 

コメント (4)
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