【男4人旅】
今年は「男4人旅」で紀州を回った。和歌山城から串本、潮岬へと車内でも宿でも、楽しい会話が弾んだ。毎年最低一回は集まって旅行しよう!!が、それから何年も、一つの奇跡のように続いている同年代の友人三人との旅。夫婦旅に加えて、この男同士での本音を言って笑い合える道行きも、今か今かとその日が待ち遠しいスケジュールなのだ。
言いたいことを言い合って過ごす二日間。忌憚なく本音を言って大笑いする時間、時間が早く過ぎる錯覚に陥る、ストレス発散の処方箋のような、それは貴重な付き合いの一つなのだ。不文律のように成立している”誰か一人でも欠けた時点でお終い”のその日が、一年でもひと月でも一日でも先延ばしできるように、僕は僕の責任で心して過ごしたいと思っている。
【同窓会】
何時頃からの事か、僕が”永久幹事”を買って出て続けている小学校の同窓会がある。今年も無事にその第十二回を開催することが出来た。
63年も前に小学校を卒業した同級生”34人”、参加人数は開催毎に一人減り二人宛名不明になり、幾人かは既に故人になった。後期高齢者の初年度で迎えた今年は”8人参加”という寂しさだったが、それでも元気な姿を見せあって昔話に時間を忘れる3時間にはなった。
時折り、もう終わりにしてもいいかな?と思ったりもするのだが、別れ際に”来年もよろしく!!”なんて声を掛けられると、なかなかその決断を下せないでいる実情。
来年の事は定かには出来ないけれど、開催を前提にして、永久幹事である僕は心身ともに健やかに月日を過ごさねばならない・・と認識している次第だ。
【縁】
様々に絡み合った縁によって”人は生かされている!!”と、近頃はその事を強く意識するのだ。その他大勢の他人の中で、奇跡の糸で結ばれたほんの幾許の人々。
”心友””心通””心交”、それぞれの交流に多少の差異は有っても、その繋がりを後生大事に胸に抱えて温め、
来たるべき日々も時分も、その恩恵に恥じない生き方を貫いてゆく覚悟を最後に披瀝して、2024年吾が「辰・白書」を閉じる。
【総括】
仕事と健康と家族と人間関係と、それぞれが混ざり合い、結びつき、互いにプラスのエキスを与え合う形で、来るべき”巳年”も恙なく”僕のまま”を暮してゆけますように!と念願して、この稿を〆る。