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近所付きあいは最大の防災~防災の日に~

2003-09-06 15:50:00 | 徒然なるままに
9月1日
>きょうは二百十日、小学校で天災に対する心構えなどを教わりましたが、今はどうなっているんでしょうね。
>さきほど防災サイレンが鳴っていましたが、果たしてどれだけの人が防災の日を意識しているのでしょうか・・・・。

私は高3のときに宮城県沖地震を経験しました。また、生まれた年は、三陸チリ地震津波の年でもあります。
今年の7月に3度も震度6が襲ったという宮城地震は、
「県民の4割が、前の地震の経験から耐震設備を整えたり、それによって、落ち着いた行動が取れたことが、大きな被害や犠牲者を出さずにすんだ要因だ」
と報道されたいました。
「備えあれば憂いなし」とはよく言われますが、来るはずないと思っていた阪神大震災と、いつかまた来ると思っていた今回の地震との違いが出たのでしょうか?
「東南海地震」の危険性が叫ばれてずいぶん経ちますが、はっきり言って、関東大震災の直接体験者は少ない現状で、どれだけの人が現実に危機感を持って、地震に備えているかは疑問です。
地震は、予測はつかないそうです。でも、私の体験から言わせてもらえば、どんなに小さなことでも予兆はあります。その『異変』を察知できるかどうか。

 9月1日は、始業式と、防災訓練が一緒で、小学校で緊急時児童引渡し訓練というのがありましたが、いかにも形式的な感じで、とても本番を意識したような緊迫感はなく、どちらかというと、その後の『親子草取り』のほうがメインのようでした。
 やはり、人間は実体験がないと、学習できないものでしょうか?
 以前、住んでいた団地は、避難場所の中学校の校庭で、生徒も、住民も一緒に、消火活動や、けが人の搬出などの訓練を受けました。
実際に消防車が出たり、普段余り顔を合わせない住民同士バケツリレーをしたりして、それなりの臨場感がありましたね。
 ベットタウンということは、もし、昼間、震災に見舞われたら、頼りのお父さんは仕事で居ないわけで、いかに住民どうし協力し合って被害を最小限に食い止め、家族を守るか、どうやって、離れた家族と連絡を取り合ったり、再会できるようにするのか、ずい分真剣に取り組んでいました。

 近所同士が顔見知りであるということは地震に限らず、有効な『防災』になるのだと思うのですが・・・。
いつ、何時、子どもや自分が誰に助けられたり、お世話になるか分からない。、自分自身もそういう時には、誰かを助けることが出来るような、人の役に立つような人間でありたいありたい。
常日頃の、「おかげさまで・・・」とか「お互い様」と言うような挨拶・やり取りが、いかに子ども達を育てていく上でも、大切な環境作りであり、お互いの『防災』につながるのか・・・。
阪神大震災の時に、TVの画面や、その体験者の方達の話を聞いて、つくづく思いました。
これもまた、実際に体験してみないと、実感がわかないことなのでしょうか・・・?

私自身も、自分の体験を今の生活にどれだけ活かし、子どもたちに十分伝えられているかといえば「?????」なのが現実です。
『天災は忘れた頃にやってくる』
2004年は要注意の年という予想なのだそうです。今から、生き延びるために、物も、気持ちも備えなければと思っています。

                            (アパッチさんへの書き込みから)